「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」が、仕上げでこんなに変わった!

なんということでしょう!仕上げで自作スピーカーのビフォーアフター体験!

先日当ブログにて紹介した、工作初心者でも作ることができた「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」。設計者であるキヨトマモルさんは「仕上げないエンクロージャーは意味がない」と日頃から仰っていますが、あのキットがキヨトさんの手によって、まるで別物のように生まれ変わりました!

あれ、でも、もともと どんなんだったっけ?というと…

これ。こうしてみると、確かにいかにも「MDFで作りました」という素っ気ない感じですよね。

それを…

まずはヤスリをかけて角を丸くして

このように仕上げると
既製品ですか?どこで買ったんですか?と一瞬思ってしまうような味のある仕上がりに!

どうやってやるのか、その様子は12月19日(火)発売の「Stereo」2018年1月号 連載記事内「craft vintage(クラフト・ヴィンテージ)」で紹介されます!

また、それに先がけて12月2日(土)の東京・神保町で行われます「ハイレゾパーク with 8cm クラブ」のスペシャルプログラム内で、キヨトマモル氏による解説による試聴会を行います!キヨト氏に本キットのことや、仕上げについて直接話を伺える機会ですので、是非お越しください!


■ 「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」試聴会のお知らせ

・イベント名:「ハイレゾパーク with 8cmクラブ ミーティング」スペシャルプログラム内
・イベント開催日時: 12月1日(金) 11:00~20:00 / 12月2日(土) 11:00~18:00
 ※キヨト氏が登壇して試聴をするスペシャルプログラムは、12月2日(土)14:30から約30分間を予定しています。
・入場料:無料(入退場自由)
・主催:ハイレゾパーク実行委員会 電話03-5412-7887

・会場 神田神保町 書泉グランデ 7F イベントホール 
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-2
・アクセス:都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅より徒歩約1分
※神保町駅A7出口を出ていただき、靖国通りを秋葉原方面に進み、1分ほどで右手に見えます。
※専用駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用いただくか、有料駐車場をご利用ください。


■ 商品名:パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット(OMP-600対応)
■ 販売価格:9,000円(税込9,720円)
■ 発送時期:12月上旬頃予定

■ スペック
・MDF9mm カット一式 10枚×2台
・サイズ: W166×H215×D112㎜(端子含まず)

■付属品
・ターミナル:2個
・スピーカー配線コード:270mm赤2本(各1本)
・スピーカー配線コード:270mm黒2本(各1本)
・ターミナル用止めネジ:計4本
・バッフル交換用止めネジ:計8本
・ゴムエッジ:4個
・マホガニー天然木シール:1枚
・バックボード紙 1mm厚:1枚
・吸音材(ヴィンテージ):2枚

■ 適合ユニット
・ OMP-600 (バッフル開口寸法 φ58mm)
※ Stereo編 ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット パイオニア編」特別付録「パイオニア製6cmフルレンジ・スピーカーユニット」
※ 別売りです。本商品には付属しておりませんので、ご注意ください。

>>ご予約はこちら(「オントモ・ヴィレッジ」オンライン・ショップ)

「第8回 自作スピーカーコンテスト」第二次審査レポート

来たる12月16日(土)に行なわれる「第8回 自作スピーカーコンテスト 作品展示&試聴会・授賞式」を前に、先月行われた第一次書類審査を通過した作品を、実際に音を鳴らして評価する第二次審査が音楽之友社視聴室にて行われました。


審査員は、石田善之氏


須藤一郎氏


小澤隆久氏


佐藤勇治氏(ワイエスフラフト )


野原光久氏(パイオニア サウンドビジネス担当部長)

といった錚々たる5名により審査されました。

「音」のみならず、ときには近くに寄って「よく出来てるなあ」「これはどうなっているんだ?」などと話しながら、その形状、仕組み、肌触りに至るまであらゆる方向から作品を評価。


作者に敬意を表しつつ、作品と向かい合う姿は真剣そのもの。


さあ、今年はどのような結果となるか…!? 「第8回 自作スピーカーコンテスト 作品展示&試聴会・授賞式」は、12月16日(土)です!

■ 第8回 自作スピーカーコンテスト 作品展示&試聴会・授賞式開催のお知らせ

・表彰内容(予定)
1.「匠部門」:テクニカルマスター賞 他
2 .「一般部門」:第1位、第2位、第3位 他
3. 「シンプルワーク部門」:第1位、第2位、第3位 他

・会場:音楽之友社本社内 音楽の友ホール 〒162-8716 東京都新宿区神楽坂6-30
・日時:2017年12月16日(土) 12:00~18:00(予定)
※当初12:30からとお知らせしておりましたが、都合により12:00からに変更となりました。
・アクセス:東京メトロ東西線 神楽坂駅より徒歩約1分、都営地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅より徒歩約7分、各線飯田橋駅より徒歩約12分
※駐車場はございませんので、ご来場には公共交通機関をご利用ください。
・入場:無料(どなたでもご来場いただけます。作品を応募されていない方でもお気軽にどうぞ!)

「信州ハイエンド オーディオ&ビジュアル フェア」のお知らせ

※このイベントは大盛況のうちに終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!
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毎年恒例、冬の展示即売会が今年も開催されます。

国内外協賛有名ブランド出展55社以上を集め、この冬の話題の新製品や注目商品・人気モデル等を展示即売する本イベント。当日は、会場内の別室にて出展オーディオーメーカーによる時間別試聴会を行います。

また、会場内特別ルームではホームシアターの展示4Kプロジェクターの視聴が可能。また、話題の有機ELディスプレイや8K液晶ディスプレイの映像をご覧頂くことが可能です。最近なにかと話題のアナログレコードソフトの販売、CDソフト・アクセサリーなどの販売も予定されています。

お近くにお立ち寄りの際には、是非足をお運びください!


■信州ハイエンド オーディオ&ビジュアル フェア

・開催日時:2017年12月2日(土) 10:00~18:30 / 2017年12月3日(日) 10:00~17:00
・入場:無料
・主催:ロイヤルオーディオ TEL:0263-35-2219
・会場:松本めいてつショーホール
〒390-0837 長野県松本市鎌田2丁目8-10

【詳細続報】手づくりオーディオの祭典「ハイレゾパーク with 8cmクラブミーティング」

※このイベントは大盛況のうちに終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!
___________

雑誌、楽譜、書籍の出版社「音楽之友社」と、オーディオおよびビジュアルに関連する趣味の専
門誌出版社「ステレオサウンド」は、来たる12月1日(金)、2日(土)の二日間にわたり、東京・
神田神保町の大型総合書店「書泉グランデ」7階ホールにて、手づくりオーディオの祭典「ハイレ
ゾパーク with 8cmクラブ ミーティング」を開催いたします。

今回のイベントではこれら雑誌の付録を用い、いい音を実現するためのノウハウ提供とさまざまな実例の展示、各種パーツ類の販売が実施される予定です。また、新しい音楽ソフトの規格MQA方式によるハイレゾ音源を体験しよう」というテーマを設定、さらに良い音で音楽をお聴きいただくこと
ができるよう工夫しています。

また、出展社ごとにテーブルを設置し、オーディオ関連機器の試聴、解説を実施。いい音を手軽に楽し
むために何を揃え、どう使えばいいのか、そして本格的な発展のさせ方を理解し、実践できるよう
来場者のみなさまをリードします。

音楽之友社としては、前回の「 8cmクラブミーティング」に続き、オントモ・ヴィレッジブースを設置。様々なグッズを取り揃えてお待ちしております。話題の「サウンド・ドキュメント 日本の自衛隊」復刻版(2枚組)/「富士総合火力演習」点検射(45回転)【アナログセット(LP)】」も販売します。しかも、書泉グランデさんのレジを通すこともあり、今回はカード支払いが可能

特別プログラムでは、『コサギ』と『スーパースワン』の試聴のほか、

12月1日(金)17:00よりパイオニア 野尻和彦氏を迎えてサウンドクオリティアップグレーダー「DRESSING(ドレッシング)」最新機種の紹介と、ダウンファイア型Bi-Directionalポート・エンクロージュア「BSP000」の試聴、12月2日(土)14:30よりVintageJoin代表キヨトマモル氏を迎えて「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」の解説と試聴、を行います。「仕上げないエンクロージャーは意味がない」と語るキヨト氏が、本ブログでも紹介している試作キットを仕上げて持ってきてくれる予定ですので、どうぞご期待ください。

また、フォステクスからのデモンストレーションとして、「8cmスピーカーの低音拡張テクニックとサブウーファーのうまい使い方」と題し、小口径スピーカーの特徴を活かしながら、弱点である低域方向のレンジをいかに伸ばすかをテーマに解説していただきます。まずは小口径ならではの長所を感じていただき、一方で、どうしても不足する部分を認識していただきます。その上で、フォステクスの小型サブウーハー PM-SUBmini2 を用いて不足する部分を補います。特に自作ファンには抵抗感のあるアクティブ・サブウーハーですが、上手に使うことでとフルレンジの良さ、小口径の良さを損なうことなく「質の高い」低音再生が可能になります。どのようにセッティングし、カットオフやボリュームをどのようにするのか… などショールームの試聴会でも好評のプログラムから特に参加者の反応が良かった内容を抽出するとのことで、日ごろ低音やサブウーファーの使い方で悩んでいらっしゃる方には耳より情報が得られるかもしれません。

■ 今回のイベントではこんなことをやります!

・ 各雑誌付録の基本的な使い方、作り方の説明、ガイダンス
・ 雑誌付録を活かすための周辺機器、オプション製品の展示とご案内(販売)
・ 今、大きな話題を集めている、小型PCラズベリーパイの始め方講座
・ フェイスブックグループ「8cmクラブ 懇談」
・ 会場限定 お買い得商品の特別販売

<特別プログラム>

■2017年12月1日(金)
・【第一回】15:30~16:30
「音質は? 再生方法は? どんな曲が揃う? そろそろMQAが気になってきた?」
講師:ハイレス・ミュージック 鈴木秀一郎氏

・【第二回】17:00~18:00
「パイオニアから登場した新製品紹介 &『コサギ』と『スーパースワン』の聴き比べ」
特別ゲスト:パイオニア 野尻和彦氏

・【第三回】18:30~19:30
「8cmスピーカーの低音拡張テクニックとサブウーファーのうまい使い方」
講師:フォステククスカンパニー 乙訓氏/フォステククスショールーム 荒谷氏

■2017年12月2日(土)
・【第一回】13:00~14:00
「音質は? 再生方法は? どんな曲が揃う? そろそろMQAが気になってきた?」
講師:ハイレス・ミュージック 鈴木秀一郎氏

・【第二回】14:30~15:30
「オントモ・ヴィレッジ新製品紹介 &『コサギ』と『スーパースワン』の聴き比べ」
特別ゲスト:VintageJoin キヨトマモル氏

・【第三回】16:30~17:00
「8cmスピーカーの低音拡張テクニックとサブウーファーのうまい使い方」
講師:フォステククスカンパニー 乙訓氏/フォステククスショールーム 荒谷氏

■ 出展予定(2017年11月27日現在)

・Meridian ハイレスミュージック 株式会社
・フォステクス フォステクスカンパニー
・N2 Factory 株式会社 N2 Factory
・emerge+ 株式会社 あおごち
・Olasonic 株式会社 インターアクション
・エス・アイ・エイ 有限会社 エス・アイ・エイ
・株式会社 伊藤屋国際
・株式会社 プラストワーク
・e-onkyo music
・ラズパイオーディオの会
・Stereo 株式会社 音楽之友社
・DigiFi 株式会社 ステレオサウンドDigiFi 株式会社 ステレオサウンド

■ ハイレゾパーク with 8cmクラブ ミーティング

・開催日時: 12月1日(金) 11:00~20:00 / 12月2日(土) 11:00~18:00
・入場料:無料(入退場自由)
・主催:ハイレゾパーク実行委員会 電話03-5412-7887
・会場 神田神保町 書泉グランデ 7F イベントホール 
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-2
・アクセス:都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅より徒歩約1分
※神保町駅A7出口を出ていただき、靖国通りを秋葉原方面に進み、1分ほどで右手に見えます。
※専用駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用いただくか、有料駐車場をご利用ください。
https://www.shosen.co.jp

■ 8cmクラブとは…

8cmクラブは「いじれるオーディオ、遊べるオーディオ」をコンセプトに誕生した、フェイスブックの新しいグループです。「8cm」といっても、異なるサイズのユニットを排除するとか、スピーカーに限定するというものではありません。「いじれるオーディオ、遊べるオーディオ」が実現するのであれば、どんなことでも投稿可能。「8cm」は、一つの象徴としての表現です。

「8cmクラブ」への参加に特別な資格はありません。所有しているオーディオ機器に関する制限や条件もありません。好きな音楽をいい音で聴きたい、その情熱だけあればOKです。メーカー、輸入商社、出版社、編集者の方々などの商業利用にも制限は設けていません。誰でも参加できます。イベントの告知や、商品の販売促進などにお使いいただいて構いません。

本格オーディオへの入口となる、情報交換とコミュニケーションの場。それが、この「8cmクラブ」です。

フェイスブックをされていない方でも「8cmクラブ」のグループページを閲覧することは可能です。【+グループに参加】というボタンを押して管理人から承認が得られ次第、書き込みや投稿が可能になります。自慢の自作スピーカーをここで公開してみませんか !?

【フェイスブックページはこちら】https://www.facebook.com/groups/8cm.club/

「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」製作記(その3)

完成したときの達成感たるや!

「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」製作記、今回で最終回となります。前回からの続きで、いよいよ完成へと向かいます。


「ゴムエッジ」と「バックボード紙(切り抜き済み)」を貼り付ける作業を行います。「ゴムエッジ」には凸部のあるオモテと凹部のあるウラがありますが、「バックボード紙」を貼り付けるのは凹部のあるウラ側です。

「ゴムエッジ」の凹部と真ん中の穴の間に、写真のようにボンドを塗ります。

「バックボード紙(切り抜き済み)」を貼り付けます。はみ出たボンドは、濡れタオルで拭き取ってください。

ひっくり返すとこのような感じ。こちら側にはみ出たボンドは、のちほどこの上に「マホガニー天然板シール」を貼りますので、拭き取る必要はありません。

「マホガニー天然板シール(切り抜き済み)」を用意し、裏側のシールを剥がして「ゴムエッジ」の凸部の内側に貼り付けます。

このようになります。写真がボケてやや見づらくなってしまい、申し訳ありません。

「ゴムエッジ」の凸部の外側に写真のようにボンドを塗り、背板に張り付けます。

 

このような感じです。木目は、左右で同じ方向に向いていた方が見た目に綺麗ですので、貼り付ける前に木目の方向を決めておいてください。

なお、この時点でも指で軽く押すと、ペコペコと動くのが楽しいです。押すのは、軽く、がいいと思います。自己責任でお願いします。笑
裏側です。


裏板にターミナルを取り付けます。

ハーネスを取り付けます。

付属のヴィンテージ吸音材を詰め込みます。

このような感じになります。
※試作品のため、実際の商品と「桟」の大きさが異なることがあります。

ネジを締めます。
完成しました!

シンプルで簡単に作ることができるのに、完成したときに味わえる不思議な感動と、達成感(個人の感想です)。思わず誰かに「ちょっとこれ見てくれよ」と言いたくなるような、しかも実際に鳴らした音もなかなか良好とのことで、工作初心者でも自信につながるキットと言えるのではないかと思えるものでした!

「製作記」はこれで終了ですが、「仕上げないエンクロージャーは意味がない」と言うキヨトマモルさんが、この試作品を自ら仕上げていただけるとのこと。次回、途中経過をお知らせできたらと思います!


■ 商品名:パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット(OMP-600対応)
■ 販売価格:9,000円(税込9,720円)
■ 発送時期:12月上旬頃予定

■ スペック
・MDF9mm カット一式 10枚×2台
・サイズ: W166×H215×D112㎜(端子含まず)

■付属品
・ターミナル:2個
・スピーカー配線コード:270mm赤2本(各1本)
・スピーカー配線コード:270mm黒2本(各1本)
・ターミナル用止めネジ:計4本
・バッフル交換用止めネジ:計8本
・ゴムエッジ:4個
・マホガニー天然木シール:1枚
・バックボード紙 1mm厚:1枚
・吸音材(ヴィンテージ):2枚

■ 適合ユニット
・ OMP-600 (バッフル開口寸法 φ58mm)
※ Stereo編 ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット パイオニア編」特別付録「パイオニア製6cmフルレンジ・スピーカーユニット」
※ 別売りです。本商品には付属しておりませんので、ご注意ください。

>>ご予約はこちら(「オントモ・ヴィレッジ」オンライン・ショップ)

「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」製作記(その2)

コンパスカッターで切る作業は、うまくできたら「… 快感っ」!?

先日より公開しております「工作ほぼ初心者が作ってみた『パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット』の製作記」。今回はいよいよ本商品のメインともいうべき「パッシブラジエーター」部分の制作に取りかかります。

その前に、そもそも「パッシブラジエーター」とは…。設計者であるキヨトマモルさんに解説いただきました。

「スピーカーの背圧振動を利用してマグネットのないコーン紙スピーカーを鳴らし、低域を補う鳴らし
方です。ロードなどの複雑な構造にする必要がなく、シンプルに作れるのが利点です。箱を作り直すことなくチューニングも可能なので、ユニットや部屋、そして好みの音に手軽に仕上げる事が可能です。」

確かに、箱自体はとてもシンプルでしたね。背圧振動を利用する鳴らし方というのも、どんなものか楽しみです。


まずは「マホガニー天然板シール」を切る作業から。「シール」の名の通り、キットに付属しているものは裏面がシールとなっていて、それを剥がすことでゴムエッジに貼り付けることが可能です。

「マホガニー天然板シール」を切るときに活躍するのは「コンパスカッター」。今回は100円ショップで買ったコンパスカッターを使用しました。

※コンパスカッターを使用する際は、下に切れてもよいものを必ず置いてから作業を行ってください。

コンパスは小学生の頃に使ったことはもちろんありますが、コンパスカッターは恥ずかしながら生まれて初めて使います。うまく切れるか、失敗したらどうしようか、ドキドキです。切る前に、いらない厚紙などで何度か練習をしておくとよいかもしれません。

コンパスのφはゴムエッジの大きさに合わせて、φ9.4mm(半径4.7mm)程度です。左右ペアで2つ分を作る必要があるので、切る位置をよく確認してからコンパスの針を落とします。少し力を入れて回す必要がありますが、気持ちよいくらいに綺麗に切れてゆきますね。

片方を切ったら、同じ要領でもう片方分を切ります。なお、コンパスの針で中心に約0.1mmほどの穴があいてしまいますが、この程度であれば音質に問題はないとのことです。また、コンパスカッターのカッター部分は鋭利ですので、くれぐれも怪我をされないよう気を付けて作業を行ってください。

次に、「バックボード紙」を切ります。さきほどの「マホガニー天然板シール」を切る作業と同じ要領ですが、「バックボード紙」は厚紙ですので、かなり力を入れて切る必要があります。コンパスカッターの針をしっかりと挿して、中心がずれないように気を付けて作業を進めてください。

厚紙なので、コンパスカッターを一回まわしただけではうまく切れないかもしれません。また、切れないからと無理に力を入れて切ろうとすると、かえって紙がグッシャっとなって汚くカットされてしまうことが懸念されます。その時には無理せず、紙の反対側から切ってみたり、何度かコンパスカッターをまわしたりして切ってみてください。

片方を切ったら、もう片方を同じように切ります。繰り返しとなりますが、くれぐれもカッター部分で怪我をされないよう気を付けて作業を行ってください。

ここまでできたら、もう後は背板にはめ込むだけ。その様子は、次回お伝えします。


■ 商品名:パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット(OMP-600対応)
■ 販売価格:9,000円(税込9,720円)
■ 発送時期:12月上旬頃予定

■ スペック
・MDF9mm カット一式 10枚×2台
・サイズ: W166×H215×D112㎜(端子含まず)

■付属品
・ターミナル:2個
・スピーカー配線コード:270mm赤2本(各1本)
・スピーカー配線コード:270mm黒2本(各1本)
・ターミナル用止めネジ:計4本
・バッフル交換用止めネジ:計8本
・ゴムエッジ:4個
・マホガニー天然木シール:1枚
・バックボード紙 1mm厚:1枚
・吸音材(ヴィンテージ):2枚

■ 適合ユニット
・ OMP-600 (バッフル開口寸法 φ58mm)
※ Stereo編 ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット パイオニア編」特別付録「パイオニア製6cmフルレンジ・スピーカーユニット」
※ 別売りです。本商品には付属しておりませんので、ご注意ください。

>>ご予約はこちら(「オントモ・ヴィレッジ」オンライン・ショップ)

「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」製作記(その1)

これは作っていて楽しい!

昨日、当ブログで紹介した「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」。オントモ・ヴィレッジ オンラインショップで現在予約受付中(12月上旬の発売予定)ですが、一足早くスタッフが試作品を作ってみた様子をお伝えしたいと思います。

作ったスタッフは、工作歴一年のほとんど素人!しかし、それでも簡単に作ることができてしまいました!しかも、前述の通り「これは作っていて楽しい!」との言葉が思わず出てしまったほど。

作って楽しい、聴いて楽しい「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」のご紹介です。


今回の工作で用意したのが、「プラスドライバー」「塗れ雑巾」と、「ハタガネ4本」です。「ハタガネ」はお持ちでなくても組み立てることは可能ですが、あると工作がしやすく、より正確に箱を固定させることができます。あとは任意で「サンドペーパー」を用意するとよいかもしれません。


次に、緑色の「木工用多用途ボンド(ビニル共重合樹脂系エマルジョン形接着剤)」と、「コンパスカッター」。

普通のボンドや木工用のボンドではなく、「木工用多用途ボンド」をお勧めする理由は、今回MDFだけでなく、ゴムエッジを接着させる作業があるためです。

また、「コンパスカッター」は、マホガニー天然木シールおよびバックボード紙をゴムエッジの大きさに合わせて切る作業に使用します。素材自体はハサミや普通のカッターで切ることができますが、コンパスカッターがあると綺麗に仕上がりますので、ご用意いただくことをお勧めします。コンパスカッターは、ホームセンター・DIYショップのほか、DIY素材を扱う100円ショップなどでも入手することができます。

ただ、ホームセンターなどでしっかりしたやつを買おうと思うと、2,000~3,000円はしてしまうので、今回の作業に限って言えば100円ショップのコンパスカッターで充分でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に、スピーカーユニット「OMP-600」。スピーカーユニットは別売りとなりますので、こちらよりお求めください


それでは作業に入りましょう。

まずは板です。
板はMDF9mm厚のカット一式が10枚×2台分。
※ 交換用の背板は含まず。

1の板が「前板」、2が「背板」、3・4が「側板」、5・6が「天板・底板」、7・8が「桟【短】(反りやズレを防ぐための横木)」、9・10が「桟【長】」です。ある程度馴れている人なら、この情報だけで、組み立てガイドを見る必要もなく作ることができてしまうかもしれませんね。

交換用の「背板」は、今回の目玉「パッシブラジエーター」部分を、自分で試してみたい素材を用意して楽しんでいただくためにお付けしています。


前板と、側板をボンドで貼り付け…

天板、底板、反対側の側板を貼り付けて、あっという間に「箱」っぽくなりました。本当は写真右側の側板を貼り付ける前に、桟を付けた方が作業がしやすかったかもしれません。それは反省点。さらに言えば、ボンドのはみ出し具合がなんとも素人くささを醸し出しておりますが、タオルでうまくふき取ることができず…何卒ご容赦を。。。
天板・底板には、「桟【短】」を取り付けやすいようにガイドとなる溝が刻まれています。ここに「桟【短】」をはめ込み、次に「桟【長】」を縦方向に貼り付けます。

※さきほども触れましたが、写真右側の側板を貼り付ける前に、「桟【短】」を付けた方が作業が進めやすいかと思います。ボンドが乾く前でしたら、この順番で組み立てても問題ありませんでした。

ボンドがよく乾いたら、スピーカーと内部配線を取り付けます。スピーカーと内部配線は、パッシブラジエーター部分を作成した後でも構いません。シンプルな作りなので、やりやすい順序で組み立てていただいてもそれほど失敗は発生しにくいかと思います。

※写真のキットは試作品のため、製品は桟の大きさなど多少変更されていることがあります。

ここまでで片方だけですが、ボンドが乾く時間を含めても所要時間としては10~20分といったところでしょうか。次回は、いよいよメインなる「パッシブラジエーター」の部分に取りかかります。


■ 商品名:パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット(OMP-600対応)
■ 販売価格:9,000円(税込9,720円)
■ 発送時期:12月上旬頃予定

■ スペック
・MDF9mm カット一式 10枚×2台
・サイズ: W166×H215×D112㎜(端子含まず)

■付属品
・ターミナル:2個
・スピーカー配線コード:270mm赤2本(各1本)
・スピーカー配線コード:270mm黒2本(各1本)
・ターミナル用止めネジ:計4本
・バッフル交換用止めネジ:計8本
・ゴムエッジ:4個
・マホガニー天然木シール:1枚
・バックボード紙 1mm厚:1枚
・吸音材(ヴィンテージ):2枚

■ 適合ユニット
・ OMP-600 (バッフル開口寸法 φ58mm)
※ Stereo編 ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット パイオニア編」特別付録「パイオニア製6cmフルレンジ・スピーカーユニット」
※ 別売りです。本商品には付属しておりませんので、ご注意ください。

>>ご予約はこちら(「オントモ・ヴィレッジ」オンライン・ショップ)

太鼓の原理で鳴らす!「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」予約受付中!

太鼓の原理で鳴らす!素材の交換もできる「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」の予約を開始しています。

「Stereo」で連載中の記事『craft vintage(クラフト・ヴィンテージ)』より、キヨトマモルさんによる設計のこのキットは、バスレフのような低域でのピーク、そしてピーク下の急激な下がりもないので、自然な音場感、スケール感があります。

『craft vintage』の記事でさまざまな素材を組み合わせて実験をした結果、パッシブラジエーターには「ゴムエッジ+マホガニー天然木シール+バックボード紙」という組み合せが良好であったため、これらの素材を付属。

セッティングの際に壁との距離を調整しやすいように薄型のデザインとなっており、製作した後のチューニングや、吸音材の出し入れ、パッシブラジエーターの変更、改良のしやすさを考慮したリアバッフル取り外し式です。しかも交換用リアバッフルも同梱されているため、自分で試してみたい素材を用意して比較試聴を楽しむことができます。

吸音材は、設計者のキヨトマモル氏が秘蔵している貴重なヴィンテージ品。手触りもよく、音を吸いすぎず調整しやすい1970年代の日本製です。

■ 商品名:パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット(OMP-600対応)
■ 販売価格:9,000円(税込9,720円)
■ 発送時期:12月上旬頃予定

■ スペック
・MDF9mm カット一式 10枚×2台
・サイズ: W166×H215×D112㎜(端子含まず)

■付属品
・ターミナル:2個
・スピーカー配線コード:270mm赤2本(各1本)
・スピーカー配線コード:270mm黒2本(各1本)
・ターミナル用止めネジ:計4本
・バッフル交換用止めネジ:計8本
・ゴムエッジ:4個
・マホガニー天然木シール:1枚
・バックボード紙 1mm厚:1枚
・吸音材(ヴィンテージ):2枚

■ 適合ユニット
・ OMP-600 (バッフル開口寸法 φ58mm)
※ Stereo編 ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット パイオニア編」特別付録「パイオニア製6cmフルレンジ・スピーカーユニット」
 別売りです。本商品には付属しておりませんので、ご注意ください。

>>ご予約はこちら(「オントモ・ヴィレッジ」オンライン・ショップ)


↑ 製作した後のチューニングや、吸音材の出し入れ、パッシブラジエーターの変更、改良のしやすさを考慮したリアバッフル取り外し式。


↑ パッシブラジエーター部分に使用する「ゴムエッジ+マホガニー天然木シール+バックボード紙」が付属します。


吸音材は、設計者のキヨトマモル氏秘蔵のヴィンテージ品。手触りもよく、音を吸いすぎず調整しやすい1970年代の日本製。


「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」試聴会のお知らせ!

来たる12月2日(土)の「ハイレゾパーク with 8cmクラブ ミーティング」にて、設計者であるキヨトマモル氏を講師にお招きし、解説を交えながらこのエンクロージュア・キットを実際に鳴らします

■ 「ハイレゾパーク with 8cmクラブ ミーティング」

・開催日時: 2017年12月2日(土)14:30~ 「オントモ・ヴィレッジ」特別プログラム内
※キヨト氏が登壇し、このキットを鳴らすのは上記の12月2日(土)の14:30のみです
※イベント自体は12月1日(金) 11:00~20:00 / 12月2日(土) 11:00~18:00 開催しています

・入場料:無料(入退場自由)
・主催:ハイレゾパーク実行委員会 電話03-5412-7887
・会場 神田神保町 書泉グランデ 7F イベントホール 
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-3-2
https://www.shosen.co.jp

・アクセス:都営地下鉄三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅より徒歩約1分
※神保町駅A7出口を出ていただき、靖国通りを秋葉原方面に進み、1分ほどで右手に見えます。
※専用駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用いただくか、近隣の駐車場をご利用ください。

執筆者によるスピーカー競作イベントのお知らせ

※このイベントは大盛況のうちに終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!
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「Stereo」2017年10月号で紹介された「<特別企画> サブロク1枚で対決!~本誌筆者によるスピーカー競作2017」より、浅生 昉氏作「AS1082HSD」と、佐藤勇治氏作「Shuttle88」の試聴会を行います。

それぞれのこだわりと制作秘話なども聞けるこの機会、皆様のご来場をお待ちしております!

■ 試聴作品
・浅生作品「AS1082HSD」:トールボーイ形バスレフシステム(FW108HS×2+FT28D)を使用
・佐藤作品「Shuttle88」:8cmフルレンジ+16cmサブウーファーの2段重ねタイプ(FE88-Sol+FW168HS)を使用

「STEREO誌 執筆者によるスピーカー競作(1)」
・日時:2017年11月25日(土) 13:00~15:00
・講師:浅生 昉 氏 / 佐藤 勇治 氏
・入場:無料、入退場自由
・会場:コイズミ無線 本店 (東京都千代田区外神田4-5-5 アキバ三滝館2階)
・アクセス:JR「秋葉原」駅より徒歩約6分、東京メトロ銀座線「末広町」駅より徒歩約2分
※専用の駐車場はございませんので、公共交通機関または有料駐車場をご利用ください。

オーディオの総合月刊誌「stereo」2017年12月号は11/18発売!

 

 

 

■ Stereo 2017年12月号

【特別定価】¥1,200 (税込)
【判型】B5
【発行】2017年11月

【商品コード】051712

 >> 本誌のお買い求めは こちらから

 

[ 増大特集 第一部 ]
2017年No.1コンポ「年間最優秀コンポ2017」
~各選者による「2017年私のNo.1」

カラーグラフ「2017年No.1コンポ」一覧 年間最優秀コンポ2017 (石田善之/貝山知弘/鈴木 裕/須藤一郎/角田郁雄/福田雅光/藤岡 誠/山之内 正/岩出[本誌])

[ 増大特集 第二部 ]
本誌筆者7人による
年間最優秀デジタルファイル・コンポ2017
(鈴木 裕/須藤一郎/角田郁雄/山之内 正/岩井 喬/逆木 一/土方久明) 特別企画「サブロク1枚対決 快作誕生の軌跡②」(石田善之) 実験レポート・本誌試聴室でマルチアンプを体験する(鈴木 裕) 不定期連載 日本縦断パラゴンの旅・三河尾張編(村井裕弥) 伝統の平板型ユニットFAL C60改良型登場(村井裕弥)

■ stereo試聴室★話題の新製品を聴く

(石田善之/貝山知弘/鈴木 裕/須藤一郎/角田郁雄/福田雅光/藤岡 誠/山之内 正:遠藤正奥[解説])

[SACDプレーヤー]パイオニア PD-70AE
[プリ・メインアンプ]マッキントッシュ MA7200
[ステレオ・パワーアンプ]スペック RPA-W1ST
[スピーカーシステム]B&W 702S2/エラック ADANTE AF-61/ダイヤトーン DS-4NB70

■ 連載

藤岡 誠の組み合わせの世界
原色版~家庭音楽再生機への招待
マッキントッシュMCT80+MXA80(井上千岳)
音の見える部屋 オーディオと在る人 今月の人:小栗好弘さん(田中伊佐資)
いい音いい場所いいお店「オーディオノート」(上田高志)
MJGミュージック・ジャケット・ギャラリー(植村和紀)

テラシマ円盤堂(寺島靖国)
音溝に刻まれた昭和流行歌史(篠田寛一)
今月の変態ソフト選手権(炭山アキラ+高崎素行)
ロック・ポップイワタ塾(岩田由記夫)
使い方を知る~オーディオの新常識~(福田雅光)
オーディオ・エクスプローラー 新たな音世界を求めて(生形三郎)
ヴィニジャン~アナログの壺~(田中伊佐資)
火の鳥電機 ~オーディオ機材再生の記録~(峰尾昌男)
Bonnes Notes 新型DRESSINGを聴く(生形三郎)
オーディオクラフト FE208-Sol巨大鳥型「ハシビロコウ」前編(炭山アキラ)
オントモ・ヴィレッジニュース
オーディオを科学する「最新真空管アンプ動向」(柴崎 功)
クラフト・ヴィンテージ(キヨトマモル)
編集部へのお客様 タンノイ(林 正儀) /シムオーディオ(生形三郎)

■ アクセサリーファイル

アンダンテラルゴTMD(林 正儀)
IKEDA SS45R(林 正儀)
アレグロ BAL-CASE(井上千岳)
オーディオテクニカ ATH-ADX5000(岩井 喬)
ゾノトーン 7NSP-Shupreme X

■ 注目製品ファイル

① モニターオーディオ Silver200(井上千岳)
②OPPO UDP-205JP(鈴木 裕)
③マランツ PM8006(小林 貢)
④クリプトン KX-0.5(小林 貢)
⑤B&W 705S2(小林 貢)
⑥タンノイ Arden(林正儀)

新製品ニュース(遠藤正奥/峰尾昌男)

■ STEREO TOPIC

新しい音楽スタイルの幕開け~「AIスピーカー」使用レポート(土方久明)
スピーカーコンテスト作品展示会・授賞式の案内
 
■ ステレオ・ディスク・コレクション

今月の優秀録音(山之内正)
今月の特選盤(石田善之/貝山知弘/鈴木 裕/田中伊佐資/村井裕弥/広瀬大介)
今月の話題盤
[クラシック](浅里公三)/[ジャズ](市川正二)/[ロック・ポピュラー](宇田和弘)/[日本のポピュラー](増渕英紀)
今月のSACD~復刻盤編(岩間哲男)
私の特選!ミュージックファイル 今月の選者:須藤一郎
BOOKS
LP新譜情報 ゲスト:小林貢
次号予告/インフォメーション
TOWNS

■ 編集部だより

本号は恒例の増大特集、年間最優秀コンポ2017と、年間最優秀デジタルファイル・コンポ2017である。本誌にあっては7月号のベスト・バイコンポと並ぶ、重要なアワードとなる。今回の選考にあたり、幾つかの分類が変更になっている。これは急速に変わる製品趨勢に合わせたものだから、今後も大きく変わる可能性がある。


 大きな2つの変更点を上げておく。1番目は、スピーカー部門をブックシェルフとトールボーイに2部門化したこと。これは選者からの多くの意見「多種多様でひとつに絞り込むのが難しい」という声に応えたもの。また小型でも良いものをクローズアップしたいという機運も大きかった。デジタルの急激な慎重により、エレクトロニクスの舵取りが難しくなり、その反面大きな変化が少ないスピーカーシステム分野は、それぞれの技術と志向が生かしやすく多様性を許容するので、世界から多くのブランドがそこで妍を競っているジャンルなのだ。

 2つめはアナログ分野での2部門を追加したこと。これはご存知のように、アナログ=レコードオーディオが盛んになっており、プレーヤー、カートリッジ、EQアンプなど多くの製品が登場しているからだ。プレーヤー部門とその他部門を追加している。

 さらに分類や選考に関してのひとつの大きな変化要素を上げておく。それはデジタルオーディオ分野である。ハイレゾの進展と普及はすさまじく、その製品群すら振り落としかねない勢いだ。。ということでDACやネットワーク機能は、プリ・メインアンプやデジタルプレーヤーに収斂しはじめ、いままでの製品ジャンルで括ることが難しい状況が出現してきている。今回は従来の継続で行っており、第二部の製品群との明確な差別化は図っていないが、次年度以降は、別の枠組みと、リーズナブルな区分が必要となろう。

 例えば、かつてのレシーバー相当する、複合アンプに対応するジャンルがない。今後この分野は家庭オーディオの中心として大きく繁栄するだろう。


 特集以外では、好評の「日本縦断パラゴンの旅」は村井裕弥氏の旅聴き企画として好評を博している企画だ。本号では三河尾張編として、岡崎、名古屋を回っておられる。その他あまり取りあげることが少ない、マルチアンプとチャンネルデバイダーのじっ試用レポートなど盛りだくさんになっているのでお読みいただければ幸いだ。

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