オーディオの総合月刊誌「stereo」2023年2月号、好評発売中!

2月号

・定価:1,155円 (本体1,050円+税)
・判型・頁数:B5
・発行年月:2023年1月
・JANコード:4910054410235
・商品コード:052302

【特集】利きピアノ

ピアノの音に魅了されない人はいないだろう。しかし、いい音でピアノを堪能したいという欲求はなかなか満たされない。オーディオ再生において最も難しいと言われるのが「ピアノ」。ピアノという楽器自体が非常に幅広い音域を持ち、打楽器的な要素に加え、アコースティックな響きもあり、その繊細で微妙すぎる表現を引き出すのは一筋縄ではいかない。再生の視点からピアノを解体してみたい。

・安田芙充央×石井 彰 巻頭インタビュー「深く聴きたくなるピアノ」(生形三郎)
・スウェーデン MARTENでピアノ音源を堪能する(山之内 正)
・ピアノを知る(峰尾昌男)
ピアノ録音の実態(井上千岳)
1500通りの比較試聴(岩井 喬)
このピアノを聴け
 クラシックにおけるピアノのたしなみ(長井進之介)
 ピアノの金字塔3選/飯田的クラシックピアノ定番5選/知られざるピアノ名演&明日の定番(飯田有紗)
 ジャズピアノの悦楽(寺島靖国)
 ジャズピアノ私的名盤(大塚広子/岡崎正通/真保安一郎/田中伊佐資)
・木住野佳子が利く ピアノが躍るスピーカー(木住野佳子×生形三郎)
・ピアノとGT-2000~ピアノ作りが生んだ傑作プレーヤー(澤村 信)

特別企画

・デジアン改造バトル(キヨトマモル×菅沼洋介(ENZO j-Fi)×田中伊佐資×吉野(編集))

次はあなたが改造する番! まだまだいじって遊べる余地、あります!
ラックスマン製 デジタルアンプ・キット 「LXA-OT4」

本体基板 LXA-OT4 ※特記無きは8Ω・JP設定:6dB時)
・定格出力:20W+20W(8Ω~4Ω)
・入力感度:650mV
・入力インピーダンス: 47kΩ
・周波数特性:20Hz~20kHz(+0、-0.5dB)
・全高調波歪率:0.06% (1kHz/1W)
・S/N:101dB (IHF-A)
・ゲイン切り替え:基板内JP位置で設定/()はアンプ総合利得
 6dB(26dB)/ 4dB(24dB)/ 2dB(22dB)/ 0dB(20dB)
・消費電力:56W(電気用品安全法による、付属ACアダプター使用時)/18W(無信号時)
・質量:本体のみ:615g
・外形寸法:W183×H88×D120mm  ※ノブ、端子含む
・電源:DC24V(ACアダプター)

注目記事

・オーディオテクニカ60周年記念モデル ATH-WB2022 ON (宇田和弘)
・ベア・ホーンDB108SS-HPがやって来た!(榎本憲男)
・デノンサウンド極まるSACDプレーヤーDCD1700NE登場(生形三郎)
・ユーザーインタビュー 溝口肇 × MIRACORD80(今津 甲)
・チャリオ2モデルに見る、“イタリアン・サウンド”の情景(角田郁雄)
・マークオーディオ Alpair5V3 SSで作る! 自作スピーカーの楽しみ(新 忠篤)

Stereo試聴室 話題の新製品を聴く

(石田善之/井上千岳/生形三郎/須藤一郎/角田郁雄/福田雅光/藤岡 誠/山之内 正:遠藤正奥(解説))
[ 光電カートリッジ・システム ] DSオーディオ DS-W3
[ レコードプレーヤー ] レガ Planar1 mk2 Walnut
[ フォノイコライザー ] YBA Heritage PH100
[ プリ・メインアンプ ] オーディオデザイン DCPMA-100RE
[ プリ・メインアンプ ] アキュフェーズE-4000
[ スピーカーシステム ] B&W 704 S3

注目製品ファイル

[ プリアンプ コード Ultima Pre3(井上千岳)
プリ・メインアンプ ] 
ラックスマン L-509Z(小林 貢)
[ MCカートリッジ
 EMT TSD-Novel(潮 晴男)
MCカートリッジ ] 
イケダ Akiko(井上千岳)
MCカートリッジ ] フェーズメーション PP-5000(潮 晴男)

アクセサリーファイル

[ LANケーブル ] AIMオーディオ SHIELDIO NA9(角田郁雄)
[ 非磁性体ノイズ抑制テープ ] オヤイデ NRF-005T(炭山アキラ)

新製品ニュース(遠藤正奥/峰尾昌男)

連載

・ピーター・バラカンの新・音楽日記 「これは傑作!トム・ペティのフィルモアライブ」
※「ピーター・バラカンの新・音楽日記」が、1カ月遅れでWebマガジン ONTOMO で読めるようになりました
・音の見える部屋 オーディオと在る人今月の人:清水 武さんさん(田中伊佐資)

・いい音上田のオーディオさんぽ「CAFE L&F」(上田高志)
・使い方を知る~オーディオの新常識~「最新鋭プラグでXLRケーブル自作研究」(福田雅光)
・今月の変態ソフト選手権「第二試聴リファレンスに使った広く薦めたいグッズ」(炭山アキラ+高崎素行)
・ヴィニジャン~アナログの壺~「フリマに出店、死蔵盤を解き放つ」(田中伊佐資)
・火の鳥電機「モニター・ヘッドフォン研究」(峰尾昌男)
・ロック・ポップイワタ塾「ストリーミング世代の昭和的サウンド」(岩田由記夫)
・クラフト・ヴィンテージ「アームの取り付け方法を考案」(キヨトマモル)
・オーディオの基礎と焦点「TIASで見たアンプ系最新動向」(柴崎 功)
・テラシマ円盤堂「本音は……」(寺島靖国)
・音の余白「ギターサウンド」(岩出和美)

ONTOMO Shop information

今年もやってます! 大好評クリアランスセール 2023年3月31日(金)まで実施中!


【注目の新商品 その1】ヴィンテージハンダのオリジナルRCAピンケーブル
「VJKS-RCA-FLUX001/ver.Kirkson」

オーディオの総合月刊誌「ステレオ」2022年3月号にて、『理想のケーブルを作る』というオリジナルケーブルの聴き比べ企画を行ない、「ヴィンテージらしいというか、音が粘るというか、まるで濃厚なキャラメルのような甘い音。ギターの鳴りが最高」「低音も深く力強い」と評価され満場一致で優勝したケーブルが、満を持して製品化!

アナログなサウンド志向ではあるものの、レコード再生だけでなくデジタル機器の再生にも活用が期待できるRCAケーブルです。

本商品の製作を行なったシェルリード専門工房 KS-Remasta代表 柄沢伸吾氏は、下記のように解説しています。
「トップウイング様の開発された高音質フラックスケーブルに、シェルリード線製作で培った技術と素材研究の成果をフルに投入し、コアな音楽ファン、こだわりのオーディオマニアともにきっとご満足いただけるであろう魅力的なRCAピンケーブルが完成しました。RCAケーブルの音質を左右する導体とプラグ結合するハンダには、鮮度が高く、広いレンジ感を持ちながら決して、薄く冷たくならずない1930~40年代ビンテージソリッドカークソン、松ヤニには艶やかで厚みと温かのあるKS-Remasta選定V1を選択し、現代ハンダでは得られない血の通ったサウンドを獲得しました。

この魅力的なハンダ&松ヤニの特徴をさらに引き出すために、シェルリード線製作で培った技術のひとつとして、ハンダごてにもこだわりました。理想的な半田合金層を目指し、
低周波バイブレーションがかかるようにカスタマイズしたKS-Remasta専用のハンダごてを使用しています。このハンダごての採用で、SN感、鮮度感、透明感、密度感、実在感向上、歪み感、耳障り感、雑味の減少、フラックスケーブル、カークソンハンダの潜在能力を引き出すことに成功しました。」

オーディオライターの田中伊佐資氏は、実際に商品で試聴を行ない、下記のように評価しました。
「オリジナルのフラックスは無理としても、素材を揃えれば自作したほうが安上がりだろう。だが、ハンダのテクニックが大きなポイントになるし、低周波バイブレーションがかかるようにカスタマイズしたKS-Remasta専用のハンダごてを使っているそうで、このことも音への影響は大きいはずだ。実際、それがしっかり結果に出ていて、情報量とか空間表現とか最新ケーブルなら持ち合わせて欲しい音の水準を軽くクリアしつつ、声や演奏に実在感が伴っている。」
-オーディオの総合月刊誌「stereo」2023年2月号より(一部抜粋)

スペック
・長さ:1.5mペア
・導体: 極細径4芯シールドケーブル FLUX採用
・RCAプラグ:高品質「TOMOCA JS-65 II」 (仕様 : 金メッキコンタクト)
・ハンダ:1930~40年代ビンテージ カークソン社(ダッチボーイの前身)
    ソリッドハンダ(松ヤニを含まないハンダ)
・松ヤニ(フラックス):KS-Remasta選定 V1

税込価格 27,500円 
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【注目の新商品 その2】2022年版MOOKエンクロージャー
アップグレード用フロントバッフル(ペア)

バッフル板は、スピーカーの音を大きく左右するとても重要なパーツです。MDFだった2022年ONTOMO MOOK(別売り)付録のフロントバッフル板(MDF)を、より硬度の高いバーチ(白樺)合板へ変更することでスピーカー性能のアップグレードが期待できます。

本体部分となるMDFの素地にも違和感なく溶け込み、当バッフルだけが浮いてしまうこともありません。フロントバッフルが硬質なバーチ(白樺)材となることにに対して、後方部分となるMDFがほどよい軟度で構成されることとなり、異素材コンビネーションとして快活さと品格ある音色を楽しむことができます。

実際のこの商品を試聴したオーディオアクティビスト 生形三郎氏は下記のように評価しました。
「ノーマルのムックスピーカーと比較すると、一聴してS/N感の良い澄んだ響きが快い。ジャズのピアノ・トリオを聴いてみると、楽器の描かれる姿や空間に深い奥行きが生まれ、明らかに余韻の見通しが瞭然化している。特に、ピアノの透明感に富んだ響きが実に印象的で、仄かに木の響きが重なるようなヌケの良い軽快さと品格ある音色を伴う様が秀逸。ドラムスもスネアドラムのパリッとした軽快な打音が爽やかで、シンバルも澄んだアタックと余韻が心地よい。総じて、白樺合板に由来すると思われる凛とした響きが、スピーカーユニットが持つ幾分クリーミーな音色の質感と饒舌に融合していると感じる。

また、低域方向の表現力も向上している。ウッドベースの低域は骨格が盤石化し、一音一音が明瞭になる。それもあって、ノーマル状態に比べるとより低音の豊かな下支えを得られる。これはまさに、バーチ積層合板によるバッフル剛性アップの賜物だろう。様々なソースを試したが、やはりヴォーカルソースは絶品で、軽やかな口元の表現が実に快かった。 」

※ 既に組立て済みのエンクロージャーには、このアップグレードキットを使用することはできませんのでご注意ください。
※ stereo編 ONTOMO MOOK 「これならできるスピーカー工作 2022」 特別付録 マークオーディオ製6㎝フルレンジ・スピーカーユニットOM-MF4-MICA対応エンクロージャー・キット専用です。他のエンクロージャーには使用できません。
※ この商品は、フロントバッフルのアップグレードキットのみの商品です。誌面入稿当時では比較試聴用にスピーカーユニット マークオーディオ製 6cmフルレンジスピーカーユニット「OM-MF4」を付属する予定でしたが、都合により別ユニットが付属となる予定です。

スペック(ペア)
・板材:12mm厚バーチ(白樺)合板
・仕上げ:ウレタンクリヤー塗装
・サイズ:・よこ160mm×たて270mm×幅12mm

税込価格 19,800円 
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【注目の新商品 その3】MICRO_NC4 ピーラーコンビネーション(完成品ペア)

ピアノの響板やバイオリンの甲板など楽器材にも使用される優れた減衰特性を持つスプルース(マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)材のエンクロージャーとして好評の「バスレフ型エンクロージャー 『MICRO_NC4』」(別売り)をアップグレード。天板とバッフルに、古くからプロ用スピーカーに使用されてきた積層合板できめの細かい木目が美しいピーラー(米松(マツ科トガサワラ属の常緑針葉樹))を使用。異素材コンビネーションがバランスよく機能し、パワフルでありながらも繊細な音を楽しむことができます。

また、本商品は完成品です。付属するスピーカーと組み合わせるだけのお手軽スピーカーとしてお楽しみいただけます。

ミュージックファシリテーター飯田有抄氏は、実際に商品の試聴を行ない、下記のように評価しました。
「手の小さい筆者でも片手で一つ持ち上げられるほどのサイズ感。非常にコンパクトなのに、そこから鳴り響く音のパワフルなことといったら、正直とても驚いた。 三浦一馬五重奏団による『ピアソラ スタンダード&ビヨンド』のアルバムを鳴らすと、バンドネオンのハリのある音色の押し出しが気持ち良い。低音弦のズンズンくる響きは振動となって伝わる。務川慧悟による『ラヴェル全集』のCDでは、このピアニストの柔らかくもどこか冷たさのある妖艶な音色が、実にバランス良く伝えられた。」
-オーディオの総合月刊誌「stereo」2023年2月号より

※ 誌面入稿当時では比較試聴用にスピーカーユニット マークオーディオ製 6cmフルレンジスピーカーユニット「OM-MF4」を付属する予定でしたが、都合により別ユニットが付属となる予定です。

スペック
・寸法:(約) よこ99mm × たて200mm x 幅122mm ※突起部を除く
・方式:バスレフ型
・材質:スプルース無垢材、ピーラー(米松柾目)※バッフル・天板に使用
・適合ユニット:マークオーディオ製 6cmフルレンジスピーカーユニット「OM-MF4-MICA」「OM-MF4」または「CHN40」

税込価格 41,800円 
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・BOOKS
・次号予告/訂正とお詫び
・TOWNS
・編集後記


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