「パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット」製作記(その2)

コンパスカッターで切る作業は、うまくできたら「… 快感っ」!?

先日より公開しております「工作ほぼ初心者が作ってみた『パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット』の製作記」。今回はいよいよ本商品のメインともいうべき「パッシブラジエーター」部分の制作に取りかかります。

その前に、そもそも「パッシブラジエーター」とは…。設計者であるキヨトマモルさんに解説いただきました。

「スピーカーの背圧振動を利用してマグネットのないコーン紙スピーカーを鳴らし、低域を補う鳴らし
方です。ロードなどの複雑な構造にする必要がなく、シンプルに作れるのが利点です。箱を作り直すことなくチューニングも可能なので、ユニットや部屋、そして好みの音に手軽に仕上げる事が可能です。」

確かに、箱自体はとてもシンプルでしたね。背圧振動を利用する鳴らし方というのも、どんなものか楽しみです。


まずは「マホガニー天然板シール」を切る作業から。「シール」の名の通り、キットに付属しているものは裏面がシールとなっていて、それを剥がすことでゴムエッジに貼り付けることが可能です。

「マホガニー天然板シール」を切るときに活躍するのは「コンパスカッター」。今回は100円ショップで買ったコンパスカッターを使用しました。

※コンパスカッターを使用する際は、下に切れてもよいものを必ず置いてから作業を行ってください。

コンパスは小学生の頃に使ったことはもちろんありますが、コンパスカッターは恥ずかしながら生まれて初めて使います。うまく切れるか、失敗したらどうしようか、ドキドキです。切る前に、いらない厚紙などで何度か練習をしておくとよいかもしれません。

コンパスのφはゴムエッジの大きさに合わせて、φ9.4mm(半径4.7mm)程度です。左右ペアで2つ分を作る必要があるので、切る位置をよく確認してからコンパスの針を落とします。少し力を入れて回す必要がありますが、気持ちよいくらいに綺麗に切れてゆきますね。

片方を切ったら、同じ要領でもう片方分を切ります。なお、コンパスの針で中心に約0.1mmほどの穴があいてしまいますが、この程度であれば音質に問題はないとのことです。また、コンパスカッターのカッター部分は鋭利ですので、くれぐれも怪我をされないよう気を付けて作業を行ってください。

次に、「バックボード紙」を切ります。さきほどの「マホガニー天然板シール」を切る作業と同じ要領ですが、「バックボード紙」は厚紙ですので、かなり力を入れて切る必要があります。コンパスカッターの針をしっかりと挿して、中心がずれないように気を付けて作業を進めてください。

厚紙なので、コンパスカッターを一回まわしただけではうまく切れないかもしれません。また、切れないからと無理に力を入れて切ろうとすると、かえって紙がグッシャっとなって汚くカットされてしまうことが懸念されます。その時には無理せず、紙の反対側から切ってみたり、何度かコンパスカッターをまわしたりして切ってみてください。

片方を切ったら、もう片方を同じように切ります。繰り返しとなりますが、くれぐれもカッター部分で怪我をされないよう気を付けて作業を行ってください。

ここまでできたら、もう後は背板にはめ込むだけ。その様子は、次回お伝えします。


■ 商品名:パッシブラジエーター型エンクロージュア・キット(OMP-600対応)
■ 販売価格:9,000円(税込9,720円)
■ 発送時期:12月上旬頃予定

■ スペック
・MDF9mm カット一式 10枚×2台
・サイズ: W166×H215×D112㎜(端子含まず)

■付属品
・ターミナル:2個
・スピーカー配線コード:270mm赤2本(各1本)
・スピーカー配線コード:270mm黒2本(各1本)
・ターミナル用止めネジ:計4本
・バッフル交換用止めネジ:計8本
・ゴムエッジ:4個
・マホガニー天然木シール:1枚
・バックボード紙 1mm厚:1枚
・吸音材(ヴィンテージ):2枚

■ 適合ユニット
・ OMP-600 (バッフル開口寸法 φ58mm)
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※ 別売りです。本商品には付属しておりませんので、ご注意ください。

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