オーディオの総合月刊誌 stereo 2019年10月号に掲載された競作スピーカーから、 フォステクスFE103NVを使用した2作品をお聴きいただきます。 同じユニットを使用しながら性格の全く異なるスピーカーを、 作者ご本人を講師に迎え、詳細な説明を交えながら充分にご堪能いただきます。
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使用機材
- 小澤 隆久 氏 作品「ナイン」
フルレンジ2発で大音量再生にも対応。 今年は、フォステクスのユニットのなかで もっとも歴史のある10㎝フルレンジFE103がモデルチェンジしたこともあり、 FE103NVを使用することにしました。また、家庭であれば1発でも充分ですが、 エンクロージャーは、後面開口のダクト付きバックロードホーン(空気室無し)に することで50Hzまで伸ばすことに成功しました。たった9枚の板しか使ってい”ないん”です。 というわけで、名前は「ナイン」です。
佐藤 勇治 氏 作品「赤橙/セキトウ」
フォステクスの新作FE103NVを“自分好みの音に染める”をコンセプトに。 エンクロージャーはバスレフとダブルバスレフによるコンビネーション形で、 共振周波数をカスケードさせ低域を伸ばしている。板材にファルカタ合板とSPF材を用い、 桜材で箱の補強と響きを調整し、フィルターで中音域の明瞭感を向上させている。 均整の取れたfレンジで、ソプラノやピアノなど透明感に溢れ表現力豊かな音に纏められたと思う。
- 「ステレオ誌2019競作スピーカー試聴会」
- 会場:コイズミ無線 本店 (東京都千代田区外神田4-5-5 アキバ三滝館2階 TEL:03-3251-7811)
登壇講師:小澤 隆久 氏 / 佐藤 勇治 氏 - ※本イベントは成功裏に終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。