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ラックスマン製 真空管フォノイコライザー・キット「LXV-OT10」をお買い上げの方にお勧め!

ラックスマン製真空管フォノイコライザー・キット「LXV-OT10」のオペアンプ交換にお勧めな「MUSES01」「MUSES8920」(JRC製)のセット!

stereo編 ONTOMO MOOK「レコ―ドが覚醒する! EQカーブ調整型真空管フォノイコライザー」を入手された方に朗報! 冊子の記事内で小さく告知をしていただけであるにも関わらず、大変な好評をいただき発売から一週間を待たずに完売した「ONTOMO Shop限定 オペアンプセット」が、セット内容を新たにして数量限定で再販売決定しました。オペアンプを交換すると、確実に音は変わります。どのような音になるか、自分好みの音になるか……、そんなことを思いめぐらせながらオペアンプ交換を試してみませんか? もちろん、ラックスマン製真空管フォノイコライザー・キット「LXV-OT10」以外のオペアンプ交換にもオススメです。

なお、このセット商品には、ラックスマン製 RCAショートピン 「LXJ-OT5」 〔4個セット〕が付属します。

※ オペアンプ交換を含む改造は、必ず自己責任で行なってください。
※ オペアンプ交換の際には、必ず電源を切り、コンセントを抜いた状態で行なってください。
※ 冊子で案内していた「鋼のCD/LPスタンド」付属のセットは完売しています。
※ 数量限定。在庫数に達し次第、販売終了となります。
※ 2021年3月上旬ごろ発送予定です。

  • 新日本無線(JRC)製 高音質オペアンプ「MUSES01」
    プレミアムオーディオ機器向け、2回路入りJ-FET入力高音質オペアンプです。音質に大きな影響を与えるフレームに、世界で初めて(※JRC調べ 2009年5月現在)無酸素銅を採用したプレミアムオーディオ機器に最適なオペアンプ製品です。

・動作電源電圧:Vopr= ±9V ~ ±16V
・低雑音:9.5nV/√Hz typ. @f=1KHz
・入力オフセット電圧:VIO= 0.8mV typ. 5mV max.
・入力バイアス電流:IB= 200pA typ. 800pA max. @Ta=25°C
・電圧利得:Av=105dB typ.
・スルーレート:SR=12V/µs typ.
・バイポーラ構造
・外形:IP8 (実装面積8.8×6.4×6.75mm)
・応用:高級オーディオ機器/プロ用オーディオ機器動作電源電圧

  • 新日本無線(JRC)製 高音質オペアンプ「MUSES8920」
    ハイエンドオーディオ機器向け、2回路入りJ-FET入力高音質オペアンプです。多くのオーディオ機器への搭載と、多くのオーディオファンに”真実の音”を提供することを目的として開発された、MUSESシリーズのマスプロダクションモデルです。

・動作電源電圧:Vopr= ±3.5V ~ ±16V
・低雑音:8nV/√Hz typ.
・入力オフセット電圧:VIO= 0.8mV typ. 5mV max.
・入力バイアス電流:IB= 5pA typ. 250pA max. @Ta=25°C
・電圧利得:Av=135dB typ.
・スルーレート:SR=25V/µs typ.
・バイポーラ構造
・外形:DIP8 (実装面積8.8×6.4×6.75mm)
・応用:ハイエンドオーディオ機器/プロ用オーディオ機器

  • ラックスマン製 RCAショートピン LXJ-OT5 〔4個セット〕
    入力端子に接続して、信号経路(ホット)とアース回路を短絡(ショート)させてノイズの侵入を防ぐRCAプラグです。使用していないフォノ入力端子やライン入力端子などに装着することで、重量による機器への制震効果もあります。

スペック(1個あたり)
・ 材質、仕上げ:真鍮無垢削り出し、24K金メッキ
・ 外形寸法:長さ28.5 × 径 12mm
・ 重量:12.5g

ウッドケースでもアップグレード可能。ちょっとしたひと工夫による密着作戦によってもたらされる、音全体のしっかりした安定感。

stereo編 ONTOMO MOOK「レコ―ドが覚醒する! EQカーブ調整型真空管フォノイコライザー」の付録は、僕のシステムのレギュラーとしてすっかり定着した。2万円もしないので、宣伝用の誇張かよと思われそうだが、本当にそうなのだ。

 たまにサブで使ってみるか程度のモチベーションだったのは確かだ。ところがムック本文の「改造のすすめ」を見ながら手を加えていったら、みるみるうちにクォリティが上がった。特にACアダプターの電源対策は効く。何がいいのだろうと迷うのなら、フィディリティムサウンド15V仕様トランス電源アダプター(※編集部注1:ONTOMO Shopで現在好評発売中)をオススメしたい。しかしだ。簡単に改造できないのが筐体だ。

 本文でオペアンプの交換記事を書いている福田雅光さんも次のようなことを書いていた。

「(オペアンプを交換して)こんな音が得られるのであれば、もっと立派なケースで作り直したくなる。そうすると20万円ぐらいの価値があるだろう」(※編集部注2:MOOK冊子内記事および本誌12月号参照)

 それでふと思いついた。「ラックスマンキットシリーズ用 ブラックウォールナットケース」があるじゃないか。見栄えはもちろん、当然音も向上すると僕はにらんだ。

 というのも、僕は同じ製造元(アクロージュファニチャー)、同じ無垢材のブラックウォールナット・ボードをパワーアンプの下に敷いていて、これがまたいい感じなのだ。

 早速ケースを入手して、フォノイコをはめ込んでみる。やはり市販の完成品といっていいほど雰囲気がアップグレードした。本体に肉薄する価格だが、無垢材には深い味わいがあり、一挙に愛着が増した。

 音もボディの金属的な鳴きがやや抑えられて、ブラックウォールナットの厚みのある響きが付加された。

 ただこの状態は、フォノイコの底板がケースに載っているだけだ。装着の都合上、本体と天板・側板の間にはコンマ数ミリの隙間がある。

 そこでケースと底板の間に厚紙を差し込んで上に押し上げ、天板とケースを密着させた。まずは手っ取り早く紙を使ってみたが、素材、面積、位置など、これから検討する要素はたくさんありそうだ。もちろん天板や側板にも試す意味はあるだろう。

 同時にケースの脚も大きなテーマになる。とりあえずブラックウォールナット・ボードと水晶製インシュレーターのマッチングが良かったため、それにならったが、もっと探る余地は残っている。

 ともあれ、ちょっとしたひと工夫による密着作戦によって、音全体によりしっかりした安定感をもたらした。無垢材をさらに有効活用できたといってもいい。

 ここまで来ると、このフォノイコの価格がいくら相当にまで上がったかは数字では答えられない。もはやシステムで代え難い存在になっているのだ。レギュラーのフル稼働はしばらく続きそうだ。 (オーディオライター 田中伊佐資)

スペック
・サイズ:W197mm × H96 × D97 mm
・板厚:10mm

付属品
・インシュレーター(4個):円柱アルミ(径20mm×高さ10mm)
・両面テープ

※ 写真は使用イメージです。キットは別売りです。

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