オーディオサークル『ミューズの方舟』主催 「自作スピーカーコンテスト2018」レポート

故・長岡鉄男氏の呼び掛けにより発足したオーディオサークルミューズの方舟主催の「自作スピーカーコンテスト(旧称『サウンドフェスティバル』)が、去る2018年12月9日(日)に東京の品川区で行われました。

今年は「スキャンスピーク 10F/8414G10を1発」というレギュレーションのもと、個性あふれる力作8作が披露されました。来場者には事前に投票用紙を渡され、この中から「音質」「アイディア」「ルックス」の3項目で1作品のみ自分がよいと思う作品に投票するというシステムが採られています。そして、前述の3項目を合計した「総得点」も表彰の対象とし、合計4部門での賞レースとなります。

▲来場者も審査員として投票するシステム。さあ、今年はどのような結果となるのか・・・。


浅川法之氏作『COOL6』
2個対抗型のドロンコーンを内部に設置。低域の補強およびドロンコーンからの中高域の放射による音像定位の乱れを防ぐための工夫として、側面から後方へ向かって6の字型に音を逃がす形が採用されている。その形と、寒色のペイントから連想される「クール」が作品名の由来となっている。

八杉幸浩氏作『LEGOスピーカー69号機』
その名の通り、レゴブロックで作成された内部補強構造のフロントホーン・バスレフ方式スピーカーシステム。特別な工具も必要なく、部屋を汚さず、怪我もせず、パーツを組み替えるだけで気軽にいじって遊べる、しかもオーディオ理論的にもかなっているという特性を最大限に活かしている。

田中博志氏作『CORE壱号』
10mm厚のアクリル板を使用し、SDM(System Direct Mount)方式と、サーボ・パッシブ・ラジエター方式を採用。パッシブユニットを3本、ドライバーと合わせて4本、前後左右に配置。中心の一点(CORE)からエネルギーを発するイメージで、ブレのない力強い低音再生を狙う。

白須俊明氏作『CLCL8 DB-2改』
ダブルバスレフ和紙太鼓スピーカー。ダブルバスレフの第一室はボックス構造とし、第二室の側面・背面は大きくくり抜いて江戸唐紙の最高級手漉き和紙を貼付。スピーカーの振動を制振するのではなく、あえて振動させることで減衰させるという考えのもと、タブーを承知で挑む意欲作。

谷本裕昭氏作『ザウルスBSP-2018』
小型・軽量のバッフル型後面開放スピーカーシステム。スピーカーユニットの振動板に追従して振動するバッフル盤面構造で、B2サイズの紙とスチロール合板を接着剤を使用せず、折り曲げるだけで組み上げたフルオープン構造。キャビネットの表面には「工芸うるし」を数回塗布している。

渡邊倫宏氏作『VIBRA-ARK』
岡山にて創作家具・アンティーク家具修復工房を営む氏の、職人らしい細部まで繊細な配慮が施されたステレオ一体型コンビネーションホーン。贅沢にもオーク、ローズウッド、マホガニーの無垢材を使用。手触り、見た目、機能的にも家具であると同時にもはや楽器。

※『VIBRA-ARK』は販売もしているそうです。詳細はお問い合わせください。
Master of Salvage
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『VA030』(限定生産品)前面板・反射板:ローズウッド 320,000円(税別)
『VA031』 前面板・反射板:カリン(共にローズウッド仕上げ) 240,000円(税別)
『VA032』 前面板・反射板:タガヤサン 220,000円(税別)
W1140 × H350 × D280mm(脚部130mm)

河野雅幸氏作『K-83 鬼斬 Ver.2.0』
広島より参戦。学校の音楽室の環境をスピーカー内部に持ち込んだという、見た目にもインパクト大な「食欲を刺激するスピーカー」。Stereo誌の「工作人間」でも掲載実績があるという初代『鬼斬』のセルフカバー作品で、鬼のように鋸溝を切り込む作業から作品名が付けられたという逸話も。

河辺倉司氏作『SIDBR31W4』
こちらは愛知より参戦。密閉型エンクロージュア内にポリプロピレン製のドームバスレフを取り込むことで、バスレフの欠点でもある歪みの解消を試みたモデル。使用木材はフローリング用の合版。サイズも小さくシンプルな構造ながら、スーパーウーファーを必要としない重低音を目指す。


以上が配布された資料をもとにした簡易説明となりますが、この8作品の中から来場者による「音質」「アイディア」「ルックス」のそれぞれの分野で最もよかったものに対し一票ずつの投票が行われます。さらに、それらを合計した「総得点」の多かった人が表彰されます。

 

結果は・・・

 

 

 

 

 

「音質」河野雅幸氏作『K-83 鬼斬 Ver.20.』
「アイディア」白須俊明氏『CLCL8 DB-2改』
「ルックス」河野雅幸氏作『K-83 鬼斬 Ver.20.』

そして、総得点での受賞は「音質」「ルックス」で圧倒的投票だった
河野雅幸氏作『K-83 鬼斬 Ver.20.』となりました!

「アイディア」の分野で受賞された白須氏は、昨年の作品『アルプス』で「ルックス」賞に続いての受賞でした。そして、来場者のほぼ全員が「音質」「アイディア」「ルックス」のいずれかに投票したのではないかと思ってしまうほど、圧倒的な得票だったのが河野氏の作品『K-83 鬼斬 Ver.2.0』でした。それぞれの分野で一票ずつしか投票できないシステムであるにも関わらず、複数の分野で受賞できたのは、河野氏が元ギタリストだったという「耳」と、印象的なルックスを両立させ得た技術のなせる「業」だったのかもしれませんね。最後は「鬼」が笑うという結果となりました。

受賞のコメントの際に河野氏が、実は先の豪雨で被害を受けてしまったという話をされていました。今回は地方から参加された方も多く、少しでもよいニュースを故郷に持ち帰っていただけたらと思うばかりです。

>ミューズの方舟のサイトはこちら

※ここに紹介したイベントは「ミューズの方舟」主催の自作スピーカーコンテストです。音楽之友社主催の自作スピーカーコンテストは、2019年2月23日(土)に神楽坂「音楽の友ホール」にて行われます。

【イベント情報】12/9 「ミューズの方舟」主催自作スピーカーコンテスト 2018

オーディオサークル「ミューズの方舟」が主催する自作スピーカーコンテスト2018が開催されます。

今年のテーマは、「SCANSPEAK 10F/8414G10を1発 使用したスピーカー」。

「10F/8414G10」は高級フルレンジとして、最新の設計思想に基づいて造られたユニットです。フルレンジでありながら優れた高域表現は、名門SCANSPEAKならではのもの。

8名の発表者の力作を、見て、聴いて、評価して、自作スピーカーの楽しみを満喫しましょう!


「ミューズの方舟」主催 自作スピーカーコンテスト2018

・開催日:2018年12月9日(日)
・開場:12:30
・開演:13:00(終演予定 17:00)
・入場料:無料(どなたでも入場可能です)
※このイベントは成功裏に終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

・場所: 品川区立中小企業センター 3階レクリエーションホール
〒141-0033 東京都品川区西品川1-28-3
東急大井町線下神明駅から徒歩約2分
JR・りんかい線大井町駅から徒歩約10分
※ 駐車場はご用意できませんので、公共の交通機関をご利用ください。

・お問い合わせ先:ミューズの方舟(実行委員:井上) muses-ark@mbr.nifty.com
・ミューズの方舟ブログ:http://d.hatena.ne.jp/musenohakobune/

※音楽之友社主催の「自作スピーカーコンテスト」(2019年2月23日開催予定)とは別のイベントです。

デビューアルバムの最新リマスタリング 高橋ユキヒロ『サラヴァ!』好評発売中!

ソロデビュー40周年を記念して、デビュー・アルバム『サラヴァ!』が最新リマスタリングで甦った。高音質UHQ-CD、ハイレゾ配信、LP重量盤の3形態で同時リリースされている。

これは、小池光夫により、オリジナル・マスター・テープから最新デジタル・リマスタリングが施され、初の高音質UHQ-CD仕様でリイシュー! 坂本龍一の贅を極めたオーケストラ・アレンジが華を添えた、高橋ユキヒロ、ソロ第1作。パリを舞台に繰り広げられるアンニュイでゴージャス、洗練された美意識で綴られる物語の数々。山下達郎吉田美奈子も参加し、超一流ミュージシャンが総結集したジャパニース・シティ・ポップスを代表する名盤中の名盤だ。


リリースに際し、本人からコメントも寄せられている。                                                                       

「聴きかえしてみると、
なんだか懸命に枯れたがっている自分がいて、
それが逆に若いというか青いというか。初々しくもあり、
恥ずかしくもあり。そんな20代半ば、だったのでした。」

(2018年9月 高橋幸宏)

 

 

 


CD 『サラヴァ!』2018年最新リマスター/高音質UHQ-CD仕様

【品番】KICS-3743【定価】¥2,300+税
【収録曲】
1.  VOLARE(NEL BLU DIPINO DI BLU) ボラーレ
2. SARAVAH! サラヴァ!
3. C’EST SI BON  セ・シ・ボン
4. LA ROSA ラ・ローザ
5. MOOD INDIGO ムード・インディゴ
6. ELASTIC DUMMY エラスティック・ダミー
7. SUNSET サンセット
8. BACK STREET MIDNIGHT QUEEN ミッドナイト・クイーン
9. PRESENT プレゼント


配信 『サラヴァ!』■通常■ハイレゾ■サブスクリプション

・ iTunes Store、レコチョク、mora他主要配信サイトで配信。
・Apple music、LINE MUSIC、Spotify等の定額制音楽配信サービス及び、e-onkyo music、mora、gloovers等のハイレゾ音源配信サイトでも配信!


LP 『サラヴァ!』(180g重量盤・完全限定プレス)

【品番】FJLP1007
【定価】3,500円+税
【販売元】ディスクユニオン


■ クレジット

Rtythm Arr:高橋ユキヒロ
Brass,Strings & Keyboards Arr:坂本龍一
Vocal:高橋ユキヒロ
By the Courtesy of Victor Invitation

■ 演奏

坂本龍一:Keyboards(A.Piano,Fender Rhodes,KORG PS-3100, Arp Odessey,Hammond Organ)
細野晴臣:E.Bass-By the Courtesy of Victor/Alfa
高橋ユキヒロ:Drums-By the Courtesy of Victor/ Invitation

松木恒秀:E.Guitar(M-2,4,6,7)
鈴木 茂:E.Guitar-By the Courtesy of Crown Records(M-1,3,4,8,9)
和田アキラ:E.Guitar-By the Courtesy of Polydor Records(M-7,8)
高中正義:E.Guitar-By the Courtesy of Victor Invitation(M-9)
加藤和彦:A.Guitar-By the Courtesy of Toshiba EMI/Doughnut Records(M-2,4,5)
大村憲司:E.Guitar(M-4)
斉藤ノブ:Percussion(M-2,7)
浜口茂外也:Percussion(M-1,3,4,5,6,8,9)
林 立夫:Percussion(M-4)
今井 裕:Percussion-By the Courtesy of Victor/Invitation(M-4)

ラジ:Chorus-By the Courtesy of CBS/SONY INC.(M-1,3,7,9)
BUZZ:Chorus(M-3,7,9)
山下達郎:Chorus-By the Courtesy of RVC Records(M-6,8)
吉田美奈子:Chorus-By the Courtesy of RVC Records(M-6,8)
秋川リサ&Friends:Clapping(M-6)

■ ライナーノーツ(天辰保文)

この『サラヴァ!』は、高橋幸宏の初めてのソロ・アルバムとして大きな価値があるが、と同時に、日本のポップ・ミュージックを考える上でも重要な、少なくとも語るべきところが沢山あるアルバムだ。1978年6月、高橋ユキヒロの表記で、キングレコード傘下のセブン・シーズ・レコードから発売された。セブン・シーズは文字通り、7つの海にまたがる全世界の優れたレコードを紹介するのを目的に、1963年、キングレコード内に設立されたレーベルだった。

いまでも、ソロとしての活動はもちろんだが、小山田圭吾や TOWA TEI などとの METAFIVE、鈴木慶一との THE BEATNIKS、原田知世や高野寛や高田漣たちとのpupa等々を通じて精力的に活動する高橋幸宏だが、サディスティック・ミカ・バンド解散後の1976年、高中正義、後藤次利、今井裕と一緒にサディスティックスを結成、フュージョン・ブームというか、クロスオーヴァーというか、新しい音楽の流れを引っ張る形で活躍していた。

「当時、ぼくの仲間たちも続々とソロ活動が活発になってきた頃で、スタジオの仕事ではない、自分のオリジナリティみたいなものをやってみたい、それには良い時期かなと」。

それが、きっかけとなってのレコーディングとなった。1978年と言えば、ニューミュージックと呼ばれる人たちがヒット・チャートを席巻し、レコード市場の過半数を超えるまでに至っていた頃だ。

「そういった中で、ニューミュージックと呼ばれるものじゃない、ジャンルに関係ないものを作りたかった。いまで言うところのエレクトロニカルなものがあり、ソウルっぽい要素があったり、当時はヨーロッパ志向がぼくの中で強かったので、そういったのも加えて、いろんなものが混沌としていても良いような、でも、何処にもないようなものが作りたかった」。

『サラヴァ!』とは、語源はポルトガル語で、「あなたに幸がありますように」という意味があるらしい。もっとも彼は、クロード・ルルーシュ監督の出世作となったフランス映画『男と女』の中で、ピエール・バルーが歌う「サンバ・サラヴァ」からとったそうだ。バルーが主宰していたレーベル名、“サラヴァ”も、もちろん念頭にあっただろうが、ともあれその後バルーと、互いのアルバムで共演し合い、深く関わり合うことになるとは、当時は思いもしなかっただろう。

映画『男と女』や『パリのめぐり逢い』、それらで音楽を担当していたフランシス・レイ、他にも当時はフランス映画や音楽への憧れが強く、レコーディングこそ東京だが、ジャケットのための写真は、フランスのパリで撮影された。レコーディングを終えた直後、写真家の鋤田正義とパリに飛んでの撮影だった。

ジャケットを飾るのは、コンコルド広場でたたずむ姿で、その裏表紙にあたる写真は、エッフェル塔を臨む早朝のシャイヨ宮で、ル・モンド紙を読んでいる写真が使われている。他にも、サンジェルマン・デ・プレやルクセンブルク公園、あるいはその近辺のブティックでの写真が、随所に使われた。季節は、3月か4月頃で、明け方4時半頃の撮影だったらしく、とにかく、寒かったのを覚えているそうだ。

アルバムのレコーディングは、高橋幸宏本人が、ボーカルにドラムス、リズム・アレンジを手掛け、坂本龍一が、キーボードをはじめとして、ストリングス、及びキーボードのアレンジを担当、ほとんど2人の主導で進められた。

坂本とは、日比谷野外音楽堂で会ったのが最初だった。高橋はミカ・バンドで出演し、坂本は山下達郎のバックでキーボードを弾いていた。その後2人は、いろんなレコーディングやライヴの現場で顔を合わせ、プロデュースやアレンジを一緒にやる間柄になっていく。そして、毎晩のように一緒に飲んでいた。参加ミュージシャンも、坂本と相談しながら選んでいった。もちろんその中にはもう一人、その後の高橋幸宏にとって重要な存在となる人物がいた。細野晴臣だ。

細野は大学生、高橋は高校生で、お互い異なるバンドで活動しているときに軽井沢で会ったのが最初だ。それ以来、彼に、大きな影響をもたらしていく細野だが、ここでも、初めて歌という行為に向き合った彼は、細野の歌い方などを参考にしたという。そして何よりも、この『サラヴァ!』のレコーディングに入る直前まで、細野の『はらいそ』で、坂本と一緒に参加、レコーディング・スタジオも同じ、伝説のアルファの A スタジオという運命めいたものがあった。

ともあれ、坂本、細野の他には、ギターに松木恒秀、大村憲司、鈴木茂、高中正義、加藤和彦、和田アキラ、パーカッションに林立夫、斉藤ノブ、浜口茂外也、今井裕、コーラスにラジ、山下達郎、吉田美奈子、クラッピングとして秋川リサの名もある。素晴らしい顔ぶれだ。その後、彼岸に渡った人もいるが、40年経ったいまも現役で、それも最前線で活躍しているミュージシャンも多い。むしろ、ほとんどがそうなのに驚かされるし、見事な演奏にはため息がでるくらいだ。

例えば、「ここのギターは、誰が最適だろうか」、坂本と2人でいろいろ話し合いながら選んでいったらしい。松木恒秀に従事し、その後フュージョン・グループ、プリズムを組んでいた和田アキラも、坂本が、ジェフ・ベックのようなギターが欲しいということで浮かんだギタリストだった。

スタジオのテクノロジーに関しては、現在と隔世の感があった時代だ。

「例えば、ポラード社のシンドラムがやっと出てきたばかりでね、「バック・ストリート・ミッドナイト・クイーン」のレコーディングで1個借りて、プン、プンというのが入っているくらいです。この1年後には、ぼくは YMO でシンドラをずらっと並べてますもんね。コンピューターもないから、シンセサイザーを、教授(坂本)は手弾きでやって、それがすごくてね、海外でも驚嘆の声があがってました」。

幕開けとなる「ボラーレ」は、イタリアのカンツォーネ歌手ドメニコ・モドゥーニョが、1958年に発表したのがオリジナルだ。1958年のサンレモ音楽祭の受賞曲で、同年8月、ビルボードの全米チャートでも1位に輝いた。翌59年は、アメリカでグラミー賞が設立された年だが、その第1回のグラミー賞でも、ソング・オブ・ザ・イヤー、レコード・オブ・ザ・イヤーに輝いている。1989年にはジプシー・キングスがカヴァーして、リバイバル・ヒットさせ、日本でも広く親しまれるようになったが、もちろん、その10年も前のことだ。

「セ・シ・ボン」は、シャンソンのスタンダードとして知られているが、彼は、イヴ・モンタンのものを参考にした。映画『パリのめぐり逢い』ですっかりファンになり、この「セ・シ・ボン」を取り上げたようだが、日本語で高英男が歌っているのにも惹かれた。殊に、戦後日本で新しい文化の推進に尽力した中原淳一の日本語の歌詞が気に入ったらしい。「あの甘い風の夜に、マロニエの白い花が散り、お前とめぐり逢った」という箇所が、彼の心をつかんだ。その頃のパリは、マロニエの花が咲き誇っていて大好きな季節らしい。しかも、このシャンソンの「セ・シ・ボン」を、彼は、誰もやっていないようなアレンジでやってみたいと、レゲエでやってのけたのだ。

「ムード・インディゴ」は、デューク・エリントンの作曲だ。もともとは、エリントンの「ドリーミー・ブルース」に、1931年、バーニー・ビガードとアーヴィング・ミルズが歌詞をつけ、「ムード・インディゴ」として再生した。以降、ジャズのスタンダードとして親しまれるようになる。好きな女性に去られ、「もう、ブルーな気分どころじゃない、誰も気にかけてくれないし、寂しくて死にたいくらいだよ」と、沈む気分を歌っている。それを彼は、エキゾチックで、古いハリウッドのフルバンドを思わせるオリジナル・サヴァンナ・バンドのようにやりたいということで、都会人ならではの遊び心を加え、一味異なる「ムード・インディゴ」に仕上げている。

スティーヴィー・ワンダーの『キー・オブ・ライフ』を愛聴していたことから、その影響がうかがえるという「サンセット」は、ここでも人気が高い曲の一つだろう。加藤和彦とのヨーロッパ志向が共作という形で実った「ラ・ローザ」、ここでの坂本のハモンド・オルガンといい、細野のベースといい、圧巻としか言いようのない快演だ。アース・ウィンド&ファイアーのような感じがリズムにあるかもしれないという坂本のインストゥルメンタル・ナンバー、「エラスティック・ダミー」、そして、アルバムを締めくくるにはこれ以上はない絶品の「プレゼント」で、ソングライターとしての未来を覗かせながら、高橋幸宏初のソロ・アルバムは幕を閉じる。

この『サラヴァ!』が発売された1978年を振り返ってみると、サザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」で、竹内まりやが「戻っておいで・私の時間」(高橋ユキヒロは、ここでドラムスを叩いている)でデビュー、ピンク・レディーが、チャートの年間ベスト・スリーを独占するという年だった。

キャンディーズが後楽園球場で解散コンサートを行い、そこで、矢沢永吉が単独公演を行った。その矢沢は「時間よ止まれ」を、サーカスが「Mr. サマータイム」をというように、他にもコマーシャル・ソングを通じて沢山のヒットが生まれた。フォーク、ロックや歌謡曲のクロスオーヴァーが進み、ニューミュージックと呼ばれる人たちが、ヒット・チャートを席巻した。それが、1978年だった。テレビで音楽番組『ザ・ベストテン』の放映が開始されたのも、この年だ。

そうやって巨大化するニューミュージックに少なからずかかわることになったのが、はっぴいえんど解散後、ティン・パン・アレイを率いて、荒井由実(松任谷由実)のレコーディングなどに参加していく細野晴臣だった。高橋幸宏、坂本龍一も、その例外ではない。それどころか、高橋幸宏は、寝る暇もないほど多くのレコーディングやライヴでドラムスを叩いた。いっぽうでは、欧米の新しいパンク、ニューウェーヴの動きに呼応する形で、東京を中心に新しい息吹がきこえ始める。

簡単に言ってしまえば、そういう時代だった。欧米の音楽の影響から、自分たちならではの音楽を模索しながら、欧米の音楽がいろんな形で根強く残っていたのが、1970年代の前半から半ばにかけてのポップ音楽の世界だった。だとすれば、そこから抜け出し、欧米の同時代を感知しながらも、新しい個性による多様化が大きなうねりを作りながら進もうとしていた。古い時代を遡ったかと思えば、ジャマイカから沖縄まで多彩なリズムを取り入れ、エキゾチックで、無国籍な音楽がいろんな形で可能性をみせたのも、この頃だった。

細野晴臣、坂本龍一、そして高橋幸宏、この3人も正しくそうだった。余りにもかけ離れた個性で、とても同じバンドを組むとは考えられないような3人が、細野の『はらいそ』で集まり、そのまま高橋の『サラヴァ!』になだれ込む。『はらいそ』の中の「ファム・ファタール〜妖婦」のレコーディングを終え、そのときのスタジオが、ドラムセットが、そのまま『サラヴァ!』で使用されたとも言われているくらいだ。

そうやって、初めてのアルバムで、彼の未来を決定づける3人が集まった、それだけでも思い出深いアルバムだったに違いない。『はらいそ』の発売が 4 月、『サラヴァ!』が6月、そして、坂本の初となるアルバム『千のナイフ』が10月と、立て続けに3人にとって、いや、日本のポップ・ミュージックにとって重要なアルバムが続いた。そして、11月には『イエロー・マジック・オーケストラ』の発売に至る。この3人に限らず、ぼくらが予想もできないような全く新しい景色が、その向こうには待ち構えていた。それを思い起こすだけでも、ぞくぞくする。

【イベント情報】11/23・24・25 大阪ハイエンドオーディオショウ/オーディオセッション in OSAKA 2018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高の音を、大阪に。

大阪ハイエンドオーディオショウ2018は、2018年11月23日(金)~25日(日)の3日間、大阪ハートンホテル心斎橋 本館・別館で開催いたします。音楽が大好きな方に、デジタル・アナログ最先端のオーディオをしてみませんか?


大阪ハイエンドオーディオショウ2018

・開催日時:2018年11月23日(金/祝)・24日(土)・25日(日)
10:30~19:00(※最終日 17:00まで)
・会場:ハートンホテル心斎橋 本館・別館
〒542-0086 大阪府大阪市中央区西心斎橋1-5-24
・入場料:入場・講演会ともに無料(どなたでも入場いただけます)
・その他:展示・試聴会ですので、会場内での機器の販売はございません
※このイベントは成功裏に終了しました。たくさんのご来場誠にありがとうございました。

■イベントルーム 別館2階 スペシャル試聴会

・最新オーディオコンポ試聴会
【第1回】2018年11月23日(金/祝) 17:30~19:00 講師:傅 信幸氏
【第2回】2018年11月24日(土) 17:30~19:00 講師:柳沢功力氏

他、柳沢功力氏、傅 信幸氏、和田博巳氏、角田郁雄氏(特別講師)による出展社イベント多数有


第28回 オーディオセッション in OSAKA 2018(同時開催)

今年もハートンホテル南船場と別会場の2会場で、恒例のオーディオ&ビジュアル・イベント「オーディオセッション in OSAKA 2018」を開催いたします。 各種セミナーや視聴会もますます充実した内容でラインナップ。また好評につき、高音質音楽ソフトの販売ブースも設置します。 各日先着250名のご来場社プレゼント(要・引き換え券)、メーカーオリジナルグッズ等が当たるアンケートくじもご用意しておりますので、ぜひご来場ください!

・開催日時:2018年11月24日(土) 10:00~19:00 /2018年11月25日(日) 10:00~17:00
・会場:ハートンホテル南船場(※別会場もあり。詳細はこちらでご確認ください
※このイベントは成功裏に終了しました。たくさんのご来場誠にありがとうございました。

オーディオの総合月刊誌「stereo」2018年12月号、好評発売中!

■ Stereo 2018年12月号

【特別定価】¥1,200 (税込)
【判型】B5
【発行】2018年11月
【商品コード】051812
本誌のお買い求めは こちらから


【増大特集】年間最優秀コンポ2018

■ 2018年部門別最優秀コンポ 2018年のNo.1!!
(石田善之/生形三郎/鈴木 裕/須藤一郎/角田郁雄/福田雅光/藤岡 誠/山之内 正)

・スピーカーシステム [ブックシェルフ型]部門
・スピーカーシステム [トールボーイ型]部門
・デジタルプレーヤー/DAC部門
・プリ・メインアンプ部門
・コントロールアンプ部門
・パワーアンプ部門
・アナログプレーヤー部門
・アナログディスク再生関連部門

■ 2018年 私のNo.1!!
・ステレオ・パワーアンプ
・真空管プリ・メインアンプ
・パッシブアッテネーター
・ベルトドライブ式レコードプレーヤー
・ステレオ・パワーアンプ
・CD/SACDプレーヤー
・トールボーイ型スピーカー

【特別企画】

■ オーディオと語らい、MQAと日本酒に酔う夜(鈴木 裕)
-Prologue
ーオーディオとお互いと、この10年間に馳せる思い ~蓮見壽さんのオーディオルームにて
ー音楽が、酒が、いっそう沁みる 持ち込んだ MQA-CD 10枚と日本酒10種、ペアリングの時間
■ 家庭音楽再生機への招待「ティアック WS-A70」(須藤一郎)

【短期連載】
バスレフ型禁止のスピーカー競作2018・製作記 2(浅生 昉)
「パッシブラジエーター機としてもイケる!? コンパクトな密閉型・音場型システム『AS1002KF』製作記」構想、設計、製作、音出し
■ マランツPM-12で鳴らす伝説の名スピーカー3選(石田善之)
―JBL L100 Classic
ータンイノ EATON
ーB&W Matrix801 Series3

【短期集中連載】

■ もっと低音を! 第3回 BASS Channnel Divider の組合せ例(生形三郎)
ー接続方法
ーサブウーファー用スピーカーに何を使うか
ーサブウーファー用スピーカーを駆動するアンプ
ー2つのチャンデバの組合せ
※ 誌面で紹介した BASS Channel Divider は、2019年2月19日発売の Stereo編 ONTOMO MOOK「これで決まる! 本物の低音力」の特別付録です。

■ デノンLPプレーヤー DP-450USB徹底使いこなし術(鈴木 裕、編集部)

【不定期連載】

■ デンソーテンタイアップ いい音で聴きたい、毎日を!
ゲスト:根本 要(スターダスト☆レビュー)
■ “月刊ステレオの音”が楽しめるラジオ集合!ミュージックバードの広場へ(生形三郎)
第19回 長年の悩みに終止符を打つ! タイムシフトコントローラー登場


Stereo試聴室★話題の新製品を聴く

(石田善之/生形三郎/鈴木 裕/須藤一郎/角田郁雄/福田雅光/藤岡 誠/山之内 正
:遠藤正奥[解説])

・[ カートリッジ ] ゴールドリング ETHOS-MC
・[ SACDプレーヤー ] マランツ SA-12
・[ ネットワークオーディオトランスポート ]エソテリック N-03T
・[ ステレオ・パワーアンプ ] 高槻電機工業 TA-S01
・[ スピーカーシステム ]JBL STAGE A190
・[ スピーカーシステム ]エラック Debut F5.2


注目製品ファイル

・[ スピーカーシステム ] クリプトン KX-3Spirit(井上千岳)
・[ レコードプレーヤー ] ラックスマン PD-151(小林貢)
・[ スピーカーシステム ] JBL L100Classic(石田善之)
・[ プリ・メインアンプ ] AURA Vita Premium Black Edition(井上千岳)
・[ プリ・メインアンプ ] アキュフェーズ E-480(小林貢)
・[ プリ・メインアンプ ] ヘーゲル H90(井上千岳)
・[ プリ・メインアンプ ]オゥヴィック U-150(潮晴男)
・[ DACプリアンプ ]

・アクセサリーファイル

[ パワーコンディショナー ]IsoTek EVO3 Titan One(林正儀)

・アクセサリーファイル・特別編

[ 電源コンディショナー ]
PSオーディオ DirectStream P20PowerPlant、DirectStream P12PowerPlant(生形三郎)

・新製品ニュース(遠藤正奥/峰尾昌男)


連載

・ サウンドフォーカス ~音楽とオーディオが出会う時/
水永牧子(チェンバリスト)「ゴルトベルク変奏曲」(生形三郎)
・ 音の見える部屋 オーディオと在る人 今月の人:中島康夫さん(田中伊佐資)
・ いい音いい場所いいお店「A&Cオーディオ」(上田高志)
・ カートリッジ物語「音溝のマイスター列伝」/第15回「EMT」(井上千岳)
・ オヤイデ近藤のオーディオボヘミアン/第9回 ケーブルの大家、福田氏宅でFケーブルの実力を検証
・ テラシマ円盤堂(寺島靖国)
・ 今月の変態ソフト選手権(炭山アキラ+高崎素行)
・ ポップ・ロックイワタ塾(岩田由記夫)
・ どう聴けばいいのか?MQA-CD(土方久明)
・ 使い方を知る~オーディオの新常識~(福田雅光)
・ 火の鳥電機(峰尾昌男)
・ ヴィニジャン~アナログの壺~(田中伊佐資)
・ クラフト・ヴィンテージ(キヨトマモル)
・ オーディオを科学する「ケーブル・ブレークイン」(柴崎 功)
・ 編集部へのお客様
 DAVONE 技術者兼社長 Paul Schenkel ポール・シェンクル(潮 晴男)
 XIAUDIO CEO兼開発エンジニア Michael Xiao マイケル・シャオ(岩井喬)


ステレオ・ディスク・コレクション

・今月の優秀録音盤(山之内 正)
・今月の特選盤(石田善之/林 正儀/鈴木 裕/田中伊佐資/広瀬大介)
・今月の話題盤 [ クラシック ](浅里公三)
・今月の話題盤 [ ジャズ ](岡崎正通)
・今月の話題盤 [ ロック・ポピュラー ](宇田和弘)
・今月の話題盤 [ 日本のポピュラー ](増渕英紀)


Stereo TOPICS

・「ベルリン・フィル・レコーディングスが2018年秋・冬のリリースを発表」


■ 今月のSACD~復刻盤編 (岩間哲男)
■ 私の特選! ミュージックファイル 今月の選者:須藤一郎
■ 菅野沖彦さんを偲ぶ 希代のオーディオ評論家、そして思想家であった

■ 来月発売! ラックスマン製真空管ハイブリットプリメインアンプ・キット情報

※ 誌面で紹介した 真空管ハイブリッドプリメインアンプ・キット は、12月19日(水)発売の Stereo編 ONTOMO MOOK「朗音! 真空管アンプの愉悦」の特別付録です。
※12月3日(月)発売 ステレオ時代 VOL.13」にも登場!

※衛星デジタルラジオミュージックバード THE AUDIO(124ch)」で音をチェック!
・diskunion Jazz TOKYO 店長・生島昇氏がパーソナリティーを務める『オリジナル盤レコードの世界』にて付録アンプを持って参戦します。
【放送日】12月1日(土)10:00~11:00/12月8日(土)21:00~22:00
【再放送】12月15日(土)10:00~11:00/12月22日(土)21:00~22:00】

・「ステレオ時代 presents あの頃をプレイバック! 温故知新オーディオ歴史館」にてステレオ編集長が付録真空管を持って参戦します。
【放送日】12月4日(火)10:00~11:00/12月18日(火)10:00~11:00
【再放送】12月18日(火)21:00~22:00/12月25日(火)21:00~22:00

■ 第9回自作スピーカーコンテスト 開催のお知らせ

 今年7月に発売された Stereo編 ONTOMO MOOK「これならできる特選スピーカーユニット マークオーディオ編」の特別付録『マークオーディオ製8cmフルレンジ・スピーカーユニット』をレビュレーションとした、月刊ステレオ主催の「自作スピーカーコンテスト」を開催します。

今年の募集部門は「匠」「一般」の計2部門。下記の作品規定に従って作品を製作し、写真や図面、レポート等必要事項を「自作スピーカーコンテスト係」宛てお送りください。書類による一次審査と、試聴をまじえた最終審査を行い、来年2月に開催される作品展示会・授与式にて各賞を発表します。

応募要項はこちらをご参照ください http://stereo.jp/?p=3454
※ 締切り間近! ご応募お待ちしております。2018年12月19日(水)必着です。

■ マークオーディオ専任デザイナー Dr.スコットが新商品2機種を解説!

※ オンラインショップ ONTOMO Shopにて予約受付中の「小型ブックシェルフ「ラビリンス」 トランスミッションラインタイプ(マークオーディオ製 8cmフルレンジ・スピーカーユニット OM-MF5 対応)」解説

次号予告
BOOKS
TOWN INFORMATION(イベント・オーディオ・トピックス・放送)


お詫びと修正

月刊ステレオ12月号不定期連載「集合! ミュージックバードの広場へ」のP85で紹介されているハイレゾ編集・無料アプリ(ソフトウエア)の名称について誤りがありました。読者の皆様、関係者の方々にお詫びの上、下記の通り訂正させていただきます。

誤)「TASCAM Hi-Res Editor」

正)「TEAC Hi-Res Editor」


編集部だより

早いもので今年も12月号です。

そして年末号は毎年恒例の「年間優秀コンポ」です。これは2018年に発売されたオーディオコンポの中から、8名のオーディオ評論家が最も優秀なコンポを、全9部門でそれぞれ選出します。今年は全体的に製品数が少なく厳しい状況ですが、その中でも、超弩級のアナログプレーヤーなど今年を象徴するようなモデルが選出されています。現在のオーディオの潮流を知りたい方は是非お手にとってみてください。

そして特別企画「オーディオを語らい、MQAと日本酒に酔う夜」では、なんとオーディオと日本酒の接点を探る実験的なほろ酔い企画に挑戦しました。いい音をつまみにいい酒を呑みませんか?

 >> 本誌のお買い求めは こちらから
>> 「Stereo」姉妹誌「レコード芸術」は毎月20日発売!併せてご愛読ください。詳しくは こちらから

stereo12月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:中島康夫さん

「カメラマンの高橋慎一さんが、蓮田市のオーディオ・アンド・ギャラリー「Cafe 新空間」で撮影をしたとき、常連客としてそこに居合わせたのが中島康夫さんだった。ひと仕事を終えた取材陣を中島さんは自宅へ招き、ジャズのレコードを見せてくれたという。高橋さんによると「その量がすごくて壁一面がジャケットでした」というので、それならたまにはソフト中心の話になってもいいんじゃないかとなってお邪魔することにした。…」

【イベント情報】11/16・17・18 2018 東京インターナショナルオーディオショウ

今年で36回目を迎える 2018東京インターナショナルオーディオショウは、11月16日(金)、17日(土)、18日(日)の三日間、東京国際フォーラムで開催いたします。

出展全32社(予定) 海外・国内あわせて190を超える優れたブランドの個性あふれる本格的オーディオ機器だけが持つ魅力を、国際フォーラムのくつろいだ雰囲気の中で心ゆくまでお楽しみください。

音楽之友社は、ガラス棟B1の総合受付前にてブースを出展し、雑誌・ムック・ONTOMO Shopで販売しているオーディオグッズなどを用意して皆様のご来場をお待ちしております。


2018東京インターナショナルオーディオショウ

・開催日時:
2018年11月16日(金)・17日(土)・18日(日) 10:00~19:00【最終日は 17:00終了】
※このイベントは成功裏に終了しました。たくさんのご来場誠にありがとうございました。

・入場料:
無料。どなたでも当日無料でご入場いただけます。ただし、入場には入場パスの着用が必要です。入場パスは、ガラス棟地下1階の受付で、入場登録用紙のご記入と引換えにお渡しします。入場登録用紙は、こちらからダウンロードすることもできます。

・スペシャルプレゼント:
抽選で300名様に出展各社よりスペシャルなノベルティグッズのプレゼントを用意しています。会場受付で入場登録をして頂く際にスクラッチカードをお渡ししますので、当選された方は記載のブースへお越しください。当選カードと引き換えにノベルティ入場無料 グッズを差し上げます。

・アクセス:
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号

JR線
山手線京浜東北線 有楽町駅より徒歩1分、東京駅より徒歩5分
京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡
京浜東北線は日中帯は快速運転のため有楽町駅を通過しますのでご注意ください

地下鉄
有楽町線 有楽町駅(B1F地下コンコースにて連絡)
日比谷線  銀座駅より徒歩5分/日比谷駅より徒歩5分
千代田線  二重橋前駅より徒歩5分・日比谷駅より徒歩7分
丸ノ内線 銀座駅より徒歩5分
銀座線 銀座駅より徒歩7分・京橋駅より徒歩7分
三田線 日比谷駅より徒歩5分

【イベント情報】 11/10 サブウーファー用チャンネルデバイダー“BASS Channel Divider” 発売前先行お披露目・説明会


2019年2月19日発売予定の Stereo編 ONTOMO MOOK 『これで決まる! 本物の低音力』にて、Stereo × Fostexの特別企画サブウーファー用チャンネルデバイダー“BASS Channel Divider” が特別付録として付くことが決定しました。

詳細および解説は Stereo 11月号掲載の記事をご参照いただきたいのですが、肝心の音はどうなのか? 実際にどのように使ったらよいのか? 接続法や調整法は? と色々と疑問を持たれた方も多いことと思います。

そこで、サブウーファー用チャンネルデバイダー“BASS Channel Divider”の発売前先行お披露目・説明
会を開催します! 入場は無料、是非ご参加ください。


Stereo × Fostex 特別企画 サブウーハー用チャンネルデバイダー “BASS Channel Divider” 発売前先行お披露目・説明会

・出演:生形三郎氏
・日時:2018年11月10日(土)14:00~16:00
・入場料:無料
・場所:東京都世田谷区玉川3-9-3 Stream Tamagawa 1F-A Fostexショールーム Anfelit
※このイベントは成功裏に終了しました。たくさんのご来場誠にありがとうございました。


Stereo編 ONTOMO MOOK
これで決まる! 本物の低音力
特別付録:フォステクス製 サブウーファー用チャンネルデバイダー(BASS Channel Divider)

・B5判:24ページ
・予価: 8,500円+税

本書の付録は、フォステクス製の「サブウーファー用チャンネルデバイダー」です。この“BASS Channel Divider”は、低音用に特化したチャンネルデバイダーとし、200Hz以下の低域信号を抽出・コントロールする機器といっていいでしょう。

メインのスピーカーシステムに対し低域を増強・拡張するために用いる一般的な機器はアクティブ型サブウーファーですが、スピーカー部分とアンプ部分が一体で構成されています。

本書の付録“BASS Channel Divider”は、低域信号の抽出とコントロールを行なう機器で、サブウーファーに用いるアンプ部分やスピーカー部分を自由に組み合わせることができます。アンプ部分はステレオ誌付録アンプから超強力パワーアンプも、スピーカー部分も付録スピーカーユニットで製作したスピーカーから大口径ウーファーユニットを使って自作した大型スピーカー、はたまた既存のスピーカーシステムなども組み合わせることができ、お仕着せシステムではない、自分だけのBASSシステムをつくることができます。またサブウーファーのコントロール部が離れたような本付録は、操作が容易で調整がしやすく、簡単にサブウーファー帯域を付けたすことが可能です。使い方や組合せ例は本書で紹介しています。

■ 主要目次

BASS Channel Dividerとは~フォステクス開発者に聞く機能と接続法
BASSシステムの組み合わせ例の紹介~自作スピーカー編/手持ちのスピーカーシステムを使って/今までのStereo誌などの付録を用いたオール付録システム
サブウーファー用スピーカーの設計法と作例

※ 内容は予定です。タイトル名などは変更の可能性があります。
※ 2019年2月19日(火)発売予定です。
≫ 詳細・ご予約はこちらから

JRC訪問記 ~小さなデバイスがもたらす大きな変化!~

雲ひとつない気持ちの良い秋空に「JRC」のロゴが誇らしげに映える。

自動車やオーディオ機器の見えない場所に使用されている半導体デバイス。そして、おそらくお使いの機器でも必ずやお世話になっているであろう半導体デバイスを製造しているのが、ここ 新日本無線(JRC)だ。ステレオ誌の付録としても好評だった USB-DAC OT2 や、デジタルアンプOT1、OT3 の基板にも、実はしっかりとJRCの名が刻まれたオペアンプが搭載されている。

オーディオの世界でJRCといえば、オペアンプ。オペアンプといえばJRC。しかしながら、オペアンプがどのような場所で、どのようなコンセプトで作られているのかを知る機会は少ない。今回、同社の川越製作所に訪問し、担当者より直々にオペアンプについて学ぶ機会を得た。知られざる、オペアンプの世界とは・・・・・・。


工場に入ると、JRCのフラグシップモデルのオペアンプとなる MUSES が我々を出迎えてくれた。

新日本無線(JRC)のオペアンプといえば、「MUSES(ミューズ)」というブランド名をご存知の方も多いだろう。同社の資料によると、MUSESとは、高音質を追求したオーディオ用半導体デバイスとしてJRCが立ち上げたブランドで、「高音質」と言っても、良い音を「作る」のではなく、デバイスを通すことによるクオリティの劣化を最小限にするという考えのもと、「高品位な音の追究」「色づけの無い、誇張の無い、損失の無い、原音に忠実な音の追求」「数値では表しきれない、感性に響く音の追求」をコンセプトに生み出された製品だ。JRCオーディオ製品のフラグシップモデルでもあり、シンボルでもある商品はF1のような位置付けであるという。

同社のオペアンプは、大きく分けて次の3つに分類される。

 エントリーモデル
NJM8801」「NJM8901」「NJM4582」があり、MUSESで培った高音質化技術をより量産性の高い技術に応用することで高音質化と、さらなるコスト低減を実現しているモデル。

量産対応モデル
MUSES8820」「MUSES8920」「MUSES8832」が該当。これはフラグシップモデルの開発コンセプトを踏襲しつつも、材料の最適化を図ることで生産能力向上とコスト低減を実現したモデル。

フラグシップモデル
MUSES01」「MUSES02」「MUSES03」で、従来では材料・サイズ・生産性といった音質向上の障壁を意識せずに音質を追求して開発した半導体デバイスだ。


MUSES03を通して鳴らす音に思わず笑みがこぼれる。写真左から電子デバイス事業部 北田氏、三添専門部長、稲垣課長、西田課長、ステレオ編集長と、杉本専門課長。

製品概要を理解したところで、次に我々が通されたのは今年夏に完成したばかりだというオーディオ試聴ルーム。オーディオに情熱を持つ社員が試行錯誤の上で作り上げたという部屋で、試しに手を叩いてみても残響音があまりないデッドな部屋となっている。これは、一般家庭でも十分鳴らせるようにあえてデッドな環境にして、それでいていかに楽しめる音を出せるかというこだわりによるものだという。

オーディオルームの奥には、CDプレーヤとDAC、そしてオーディオ用半導体メーカーの知恵と技術が結集したアンプが鎮座。このアンプに、MUSESが使用されている。残念ながらこのアンプには企業秘密が含まれているため、写真撮影はできなかったので悪しからずご容赦いただきたい。さあ、この小さなオペアンプの違いでどれだけの音の違いが出るのだろうか。なるべくジャンルが偏らないよう、ジャズ、クラッシク、洋楽と宇多田ヒカルで試聴する。

まずはオーディオ用オペアンプの定番であるNJM4580で試聴。これだけでも十分聴けるレベルではある。次に、MUSES03を通して音を出す。

驚愕。

最初の第一声からまるで違う。音の厚みが増し、表現力が豊かになった。編集長が聴いたオールディーズの洋楽も「この盤、こんなに音良かったっけ?」との感想が出るほど分かりやすい違いだった。数千円の部品でここまで音の違いが出てしまうから、オーディオは奥深くて面白い。

▼MUSESに関する詳細、製品機能、製品データは下記を参照されたい
MUSES 特設Webサイト https://www.njr.co.jp/products/MUSES/index.html

今回、オーディオにかける男たちの並々ならぬ努力と妥協しない姿勢が、この小さな半導体デバイスに凝縮されていることが分かった。MUSESの名は、ギリシア神話に登場する女神の名に由来し、それはまさに音楽・舞踏といった知性と感性の神々だという。「神は細部に宿る」と言うが、まさしくこのデバイスの中に、女神の知性と感性とが込められているかのようで、その明朗な響きは聴いていて非常に心地良かった。

なお、MUSESシリーズは下記サイトより入手可能だ。オペアンプに興味のある方は、是非ともMUSESシリーズのオペアンプを色々と試して楽しんでいただきたい。

MUSES 正規取扱い店「秋月電子通商」 http://akizukidenshi.com/catalog/
正規国内販売代理店・特約店一覧 https://www.njr.co.jp/sales/

新日本無線ホームページ https://www.njr.co.jp/

【イベント情報】11/3 神楽坂の家具工房が、レコードコンサートを企画

「Ishida model」をはじめとした無垢材オーディオ商品を生み出したStereo誌と家具工房アクロージュファニチャーが、昨年に続きレコードコンサートを開催します。

ホーンスピーカー オーディオローボード(ブラックウォールナット総無垢のスピーカー一体型となるオーディオボード)や、ロッキングチェアーなど、家具工房らしい環境を用意して皆様のご来場をお待ちしております。


家具職人 岸邦明 音のある部屋展

神楽坂在住の家具職人 岸邦明が想い描く、リスニングルームをプロデュースしました。 オーディオセットだけでなく、照明・時計・額縁・ラックなど、音のある部屋を飾るさまざまなアイテムを揃えました。皆さまのご来店をお待ちしています。

・開催期間:10月20日(土)~10月31日(水)15:00~18:00 (※金・土曜日は20:00まで)
・開催場所: 家具工房 アクロージュファニチャー ショップ  新宿区築地町6番地 北星ビル2F
※このイベントは、成功裏に終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。


音楽之友社 Stereo×神楽坂家具工房 レコード コンサート

音楽之友社のオーディオ専門誌Stereoと家具工房アクロージュファニチャーが昨年に続きレコードコンサートをアップグレードして開きます。無垢の美しい木々を使った、オリジナルの音響機器を今年も共同開発。実は珍しい、無垢の木のオーディオの音をぜひ聴いてみてください。

・開催期間: 11月1日(木)~3日(土) 15:00~20:00
・開催場所:家具工房 アクロージュファニチャー ショップ  新宿区築地町6番地 北星ビル2F
※このイベントは、成功裏に終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。


特別企画 2017年度 第55回レコード・アカデミー賞 受賞レコードコンサート

レコード・アカデミー賞は、音楽之友社の月刊誌レコード芸術が主催する賞です。 その年に日本のレコード会社から発売されたクラシック分野のディスク中から、優れた演奏に贈られる賞。1963年から続く、日本におけるクラシック録音において最も権威ある賞の一つになります。

・開催日:11月3日(土)
・開演時間: 16:00~(途中入退場可)
・開催場所: 家具工房 アクロージュファニチャー ショップ  新宿区築地町6番地 北星ビル2F
※このイベントは、成功裏に終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。