炭山アキラ氏設計バックロードホーン「サマリー」改訂版図面

「Stereo」2018年2月号の記事「新作バックロード『サマリー』登場!~共立電子イベントレポート~」の中で、炭山アキラ氏の新作バックロードホーン「サマリー」を紹介しましたが、その中で誌面の71ページに掲載されている「板取図」および「構造図」に変更が発生いたしましたので下記にお知らせいたします。


Stereo誌の2018年2月号で公開したバックロードホーン(BH)の「サマリー」は、お恥ずかしいことに完成一歩手前のバージョンの図版を編集子へ送付してしまい、一部の取り付け位置を示す数字が脱落してしまっていた。謹んでお詫び申し上げる次第だ。

また、バッフル板と仕切り板3の間に砂袋を詰めて制振してやろうと目論んでいたのだが、残念ながらキャビがスリムすぎ、ユニット穴が小さすぎたため、どうやっても砂を入れることがかなわなかった。

しかし、砂入れのデッドスペースを放置して音を鳴らすと、その部分が笛のように鳴ってしまい、再生音に重大なノイズを付け加えてしまう。というわけで、デッドスペースを余り板で埋めてしまった「バージョン1.1」へ、図面を書き替えることとした次第だ。

既に板材を切ってしまったという人は、余り板から3番の板をもう1枚ずつ取り、3’番として別図の通りに組みつけてほしい。

このたび製作した旧バージョンの「サマリー」は、デッドスペースの口をメラミンスポンジで塞ぎ、一応の成果を得ている。1カ月以上結構な音量で鳴らし込んだ結果、「コサギ」ほどではないにせよ、結構なレンジ感と解像度を聴かせてくれるようになった。製作の簡単さからして、ビギナーにも安心して薦められるBHになったと、胸をなでおろしているところだ。

1人でも多くの人に、SP工作の楽しさ、BHサウンドの醍醐味を味わってほしいと、切に願っている。

-炭山アキラ
↑「サマリー板取図 バージョン1.1」 ※15mm厚 MDFサブロク×1枚
↑「サマリー構造図 バージョン1.1」
※2018年2月2日追記:上記板取番号の「1」と「6」とが逆となっているとのことです(「1」が「5」と上部で接触、「6」が「2」と下部で接触する形に組み立てるのが正しいようです)。制作の際、お気を付けください。

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・「来場者が選ぶ№1スピーカー」も発表! MOOK付録スピーカーユニットで競い合う! 第8回自作スピーカーコンテスト受賞作品はこれだ!
・[不定期連載] 日本縦断パラゴンの旅・2度目の日本縦断中編(村井裕弥)
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第8回自作スピーカーコンテスト作品展示会・授賞式詳細レポート(ゴン川野)
新作バックロード「サマリー」登場!~共立電子イベントレポート~(炭山アキラ)


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【3】ゴールドリング E1、E3(小林 貢)
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【5】ダイヤトーン DS-4NB70(鈴木 裕)
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【7】タンノイ EATON(林 正儀)


ステレオ・ディスク・コレクション

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・今月の話題盤
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・私の特選!ミュージックファイル 今月の選者:広瀬大介
・次号予告
・LP新譜情報 ゲスト:田中伊佐資
・BOOKS
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編集部だより

 いつもの年であれば、「年間ベストソフト」セレクションを実施しているのだが、今年は若干趣向を変えている。

例年はレギュラー筆者による、前年度のベストセレクションというコンセプトであった。これはひとつの伝統といえるのだが、回を重ねる度に、そのセレクションはある程度固定した範囲から選ばれるようになり、若干変化に乏しいきらいも出てきた。そこで今年の特集としては、筆者を見直しをはかり、その筆者のオリジナルのテーマという視点でセレクトする企画とした。

 今回の新しい筆者としてピーター・バラカンさんと田中宏和さん、高橋慎一さんが参加している。ピーターさんはご存知の通りブロードキャスターであり音楽評論家。常に新しい音楽注目していると同時に、ジャンルにこだわらない音楽、アコースティック的に面白い音楽を紹介し続けているのは周知の通りだ。オーディオでもいくつかのメーカーとコラボして、定期的なイベント「ア・テイスト・オブ・ミュージック=ATOM」を実施している。

 田中さんは任天堂の初期のゲームから音楽を担当してきたクリエーターであり、多くのヒットを生み出したことで名高い。そして本誌の多くの写真を撮影している高橋カメラマン。カメラマンであると同時に、音楽誌の執筆者であり、映画プロデューサー、音楽プロデューサーとマルチタレントである。近作の映画「キューバップ」は世界的に評価を受けている。もちろんお得意の音楽ジャンルはキューバということで、本誌であまり取りあげることのなかったジャンルを紹介して頂いている。その他レギュラー陣もよりオリジナリティ溢れる選択をしているのでお楽しみいただきたい。

 好評連載の「カートリッジ物語」は英国のゴールドリング社だ。創業110年を超える歴史は、オーディオブランドでも最古といえる歴史を持つ。それより古いというと、国内では日本コロムビア、海外ではウエスタンエレクリックやRCAといった名前が浮かぶ。そんな歴史あるブランドがいまも存続しているのは英国ならではのことがらであろう。そのゴールドリング国内では、あまり認知されることが少なかった。その理由は、アナログオーディオではよりMCの高級なブランドに人気が集中したことが上げられる。またアナログ氷河期に輸入元も多くのアクティビティーを発揮してこなかったことも一因だ。
輸入元がナスペックに変わり、同ブランドの製品群に再度注目があたるようになった。英国流の地味だけど、リーズナブルプライスでハイクオリティという伝統を具現している点が好ましい。本企画ではその詳細についてレポートしている。

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