stereo 10月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:矢野 優さん

「かなり以前のことだが、REALTOKYOというウェブマガジンに『「新潮」編集長の東京編集長日記』と題し、矢野 優編集長が日常のトピックを綴っていたことがあった。そのなかでぼくは、矢野さんが音楽もオーディオもムチャクチャ好きなことを知った。メインのオーディオは三浦半島・三崎の別宅にあり、写真を見るとその部屋は、リアルな昭和30年代の匂いが漂う古風な和室だった。新潮社にいる知り合いを通して訪問をお願いしてみたところ、快く受けてもらい、夏の真っ盛り、港町に向かうことになった。…」

Stereo9月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:石田善之さん

「ぼくが一介のオーディオファンだった頃、石田善之さんと話をする機会があって、ガウスはどんな音なのか尋ねたことがあった。その返答は『自宅のスピーカーJBLに変わったが、男っぽい力強さは捨て難く、いま富士の別荘にある』というような内容だったと記憶している。それから20年近く経ち、石田さんから『別荘のシステムがひと段落ついたのでぜひ遊びに来てください』と編集者に声がかかり、ぼくも便乗させてもらうことになった。…」

Stereo7月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:山本浩司さん

「『オーディオ評論家の山本浩司さんの音は聴いておいたほうがいいですよ』と教えてくれたのはDU BOOKS編集部の渡邉淳也さんだった。山本宅のスピーカーがJBL K2 S9900で、ウーファーとトゥイーターはぼくが使っているものと兄弟であること、音楽的な志向に共通点があることなどを踏まえたうえでの助言だったのかもしれない。もしかして自分のオーディオに何かヒントになるかもと、さっそく和光市にあるマンションに伺った。…」

Stereo6月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:中島平太郎さん
「なんぼオーディオの歴史に疎いぼくだって、中島平太郎さんの名前は知っている。デジタル・オーディオの先駆者とか草分けとか、いろいろな称号はあるんだろうけど、なんといってもソニーの責任者としてフィリップスと共同でCDを誕生させた立役者だ。そういうドえらい方に会う機会はそうなかなかあるものではないのだが、縁あってお宅にお邪魔することができた。…」

Stereo5月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」 

今月の人:松波祥文さん
「玄関を開けるとそこはスピーカーのなかだった--。滑り出しの1行目は音を聴く前にそう決めた。いきなりそう言われてもなんのことかわからないだろうが、当初ぼくも松波祥文さんの説明に当惑し、やっとその意味を呑み込めたのはオーディオルームに通されてからのことだ。…」

Stereo4月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:平井和成

「『ではこちらです』と平井和成さんに案内されて、分かれ道がいくつもあるような長い廊下を歩きようやくオーディオルームに到着した。しかし編集者もカメラマンも一向後から付いて来ない。どうやらちょっとの隙にぼくらを見失って迷子になっていたようだ。まさか家の中でそんなことが起こるとは。広い場所を指して千畳敷と呼ぶことがあるが、たとえではなく実際にそれ以上広いのだ。…」

 

 

Stereo3月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

「映画プロデューサー業と並行して、オーディオ評論の道を歩いてきた貝山知弘さん。その文章には、本業があったからこそ音楽とオーディオを楽しんでいる、趣味人としての余裕がある。そこがいいなぁと思う。きっと「ボワ・ノアール」と名付けられたオーディオルームの音もずいぶんを変わっただろうからと、久方ぶりにお宅にお伺いする今年にした…」。

Stereo 2月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:佐藤康則さん
「シェルリード専門工房KS-Remastaの代表・柄沢伸吾さんと話をしていると、たびたび「先生」と呼ばれる人物が出てくる。リードワイヤーを購入してくれるだけでなく、遠慮なく意見を言ってくれる存在らしい。その「先生」ことお客さんが佐藤康則さんだった。もはや工房の顧問といえるかもしれない。…」

Stereo1月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」 

今月の人:信野伸之さん
「頂戴したメールには、使用システムの紹介のあとにちょろっと「ほかカセットデッキ約400台」と書いてあった。編集者は懐疑的だったが、僕は信じた。底知れない人が世の中にはたくさんいる。この連載を通してそれを学び続けている。ぼくらはメールの主・信野伸之さんがシステムを構える茨城県の笠間に向かうことにした。…」

Stereo12月号「音の見える部屋 オーディオと在る人」

今月の人:櫻井洋一さん

「約10年ぶりに櫻井洋一さんへ電話した。それはうかつにもかけ間違いだったのだが、櫻井さんはお定まりな挨拶さえばっさり省略し、すぐにオーディオの話を始めた。ああ、これも縁だなあと、自分のおっちょこちょいを棚に上げ、その数日後、荻窪にあるオーディオルームに向かった。…」